エアガン

2021/06/12

初期型エムイチロク×オープンボルトの強烈リコイル「オープンボルト M16A1 VN」

 

リアルさ&ブローバックの激しさを増した「オープンボルト」モデル

 

WE オープンボルト M16A1 VN ガスブローバックガン

※実射シーンとインプレッションはこちらの動画をご覧ください。

 

 台湾のエアガンメーカーであるWE(WE-Tech)はガスブローバックガンをメインに、人気のM4/M16系も最新モデルからオールドスクールなモデルまで幅広くラインアップしている。今回紹介するのは、M16の中でも初期型であるベトナム戦争当時のM16を再現したものだ。

 

WE オープンボルト M16A1 VN ガスブローバックガン

 

 商品の特徴を解説する前に、銃名にある「オープンボルト」という表記の意味を説明しなくてはならない。
 この表記は実銃でサブマシンガンなどを分類するときに使われる、発射方式の“オープンボルト式”を意味するのではなく、WE独自の製品仕様を指す名称である。
 同社の旧製品は真鍮製のブローバックエンジンがエジェクションポートから丸見えだった。それに対して「オープンボルト」は、ボルトキャリア内にブローバックエンジンを内蔵したことにより、エジェクションポート内がオープン(=実銃同様の雰囲気)になっている。ちょっとややこしいが、要するにWE製品でボルトキャリアやエジェクションポートの形状が旧製品よりもリアルになったモデルを「オープンボルト」と呼ぶのだ。

 

WE オープンボルト M16A1 VN ガスブローバックガン
オープンボルトタイプになったことでボルトキャリアの形状がリアルになりハードな撃ち応えが体感できるようになった

 

 さて今回のM16A1 VN。外装はチューリップハイダーや三角断面のハンドガード、固定式キャリングハンドル、A1タイプのグリップやストック、20連マガジンなど、M16がベトナム戦争で採用された当時の姿を再現している。レールシステムが付いたイマドキのM4カービンに比べると至極シンプルなスタイルに時代を感じることができる。

 

WE オープンボルト M16A1 VN ガスブローバックガン
M16の初期型らしく通称「チューリップハイダー」と呼ばれる三つ又のフラッシュハイダーが装着されている

 

WE オープンボルト M16A1 VN ガスブローバックガン
今見ると却って新鮮な印象を受ける三角断面の樹脂製ハンドガード。エムイチロクといえばこのハンドガードだろう

 

WE オープンボルト M16A1 VN ガスブローバックガン
キャリングハンドル一体型のレシーバーは無刻印タイプ。M4カービンからの流用ではなく新規で製作されたものだ

 

WE オープンボルト M16A1 VN ガスブローバックガン
ゴルフのパターのような形状のフォワードアシストノブ。エジェクションポート後部にケースディフレクターが追加されていないのも初期型の特徴だ

 

WE オープンボルト M16A1 VN ガスブローバックガン
ストックのバットプレートはA1タイプ。最初期のものにはフタ(トラップドア)すら備わっていなかった

 

WE オープンボルト M16A1 VN ガスブローバックガン
空撃ちモードが追加されている20連タイプマガジン。装弾数はリアルな20発

 

 内部メカは先ほど述べたようなオープンボルトタイプなのでリアルなだけではなくリコイルショックもアップ。空撃ちモードでブローバックアクションだけを楽しむこともできる。このモデル以外にラインアップされているXM177とあわせて、ナム戦装備には欠かせない一挺だ。

 

WE オープンボルト M16A1 VN ガスブローバックガン

 


 

WE
オープンボルト M16A1 VN ガスブローバックガン

 

DATA

  • 全長:1,000mm
  • 重量:2,850g
  • 装弾数:20発
  • 価格:¥54,780
  • お問い合わせ先:UFC e-mail:wholesale@ufc-web.com

 

TEXT:毛野ブースカ/アームズマガジンウェブ編集部
PHOTO:須田壱(スタジオゼット)
MODEL:東城咲耶子
HAIR & MAKE UP:伊達美紀
撮影協力:東京サバゲパーク

 

 

この記事は月刊アームズマガジン2021年7月号 P.84~85より抜粋・再編集したものです。

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