2021/04/30
H&Kの伝説的スナイパーライフルをガスブロで再現!!「HK PSG-1」【スナイパーライフル PICK UP】
ヘッケラー&コックが誇る伝説的スナイパーライフルをガスブローバックガンで再現
数あるスナイパーライフルの中でもレミントンM700に匹敵する人気モデルといえばヘッケラー&コックのオートマチックスナイパーライフルPSG-1だろう。ドイツ語で精密射撃ライフルを意味する実銃のPSG-1は、1972年に起こったミュンヘンオリンピック事件における失態から、西ドイツ政府は高性能で制圧力の高いスナイパーライフルの開発を決定。トライアルの結果、ライバルであったワルサーWA2000を差し置き、ヘッケラー&コックのPSG-1が採用された。
当時西ドイツ軍の制式採用ライフルであったG3をベースに開発され、高精度バレル、セミオートオンリー、アジャスタブルストック、パームレスト付き木製アナトミカルグリップ、ヘンソルド製6倍率スコープが標準装備されていた。当時、同じヘッケラー&コックのSG-1のように歩兵銃をベースにスコープやチークピース、バイポッドなどを装着したDMR的なものは存在したが、専用開発されたオートマチックスナイパーライフルはPSG-1が初めてだろう。
この銃はドイツの対テロ部隊であるGSG-9やイギリス陸軍特殊部隊SASなどで採用。誕生から40年以上経過し、現在ではほとんど使われていないとされているが、インパクトのあるスタイルはオートマチックスナイパーライフルの代名詞的存在といっても過言ではない。
ヘッケラー&コックとの正式契約によりMP5シリーズやMP7A1、最近ではG3シリーズのエアガンをリリースして話題のVFCが、この伝説的スナイパーライフルをガスブローバックガンで初めて製品化した。
実銃同様に同社のガスブローバックガンG3シリーズをベースに特徴的な外観を余すところなく再現。操作方法はもちろんストックやグリップなどの可動部分はすべてライブで作動。パーツ構成も限りなくリアルに作られており、実銃と同じプロセスで分解・組立ができる。
専用スコープの代わりにピカティニーレールが付属しており、好みのスコープが搭載でき、マガジンは20連タイプを標準装備。重量は5,200g(実銃は約8,000g!)とかなりズシリとくる。熟成されたブローバックエンジンによりバトルライフルらしいハードなブローバックフィーリングが体感できる。
実銃と見紛う圧倒的な存在感を放つVFCのPSG-1ガスブローバックガン。ガスブローバックガンならではの楽しみ方ができる反面、サバゲーやシューティングで使うにはかなりの勇気と体力が必要だ。
VFC
HK PSG-1 ガスブローバックガン
DATA
- 全長:1,220mm/1.280mm(バットプレート伸長時)
- 重量:5,200g
- 装弾数:20発
- 価格:オープン
- お問い合わせ先:VFC
TEXT:毛野ブースカ/アームズマガジンウェブ編集部
写真提供:VFC
この記事は月刊アームズマガジン2021年5月号 P.26~29より抜粋・再編集したものです。