エアガン

2021/02/24

【自衛隊エアガン】タナカ「M24 SWSシリーズ」

 

 世界各国のさまざまな実銃を再現しているエアガン。もちろん、その中には日本を防衛する自衛隊の銃器も再現されている。今回は改めてその自衛隊で制式採用されている実銃をモデルにしたエアガンをピックアップ。詳細にレビューをしていく

 今回ご紹介するのはタナカの「M24 SWSシリーズ」だ。

 

 


 

現用の狙撃銃をリアルにモデルアップ
外観にとどまらないリアリティに注目!

 

 まずはこのバリエーションの豊かさに注目してみよう。単一モデル内で、ガス式、ライブカートリッジ式、エアコッキング式が共存しているのは他に例がない。
 モデルガン的な楽しみができるライブカートリッジ式、エアガンにおけるボルトアクションらしさをもっとも楽しめ、安定した弾道性能が魅力的なエアコッキング。そして、軽いコッキングが実銃を彷彿とさせ、かつ操作性も高いガス方式。決してコレクターに向けているわけではなく、ユーザーそれぞれの好みに合わせてチョイスできるのだ。

 

タナカ「M24 SWSシリーズ」製品レビュー
▲M24 SWS AIR

 

タナカ「M24 SWSシリーズ」製品レビュー
エアコッキング方式ながらもショートストローク化されているボルトストローク。速射性はガス方式には一歩譲るが、フルストロークを必要としないのでエアコッキング方式としては高い操作性を有している

 

タナカ「M24 SWSシリーズ」製品レビュー
コンパクトなマガジンの装弾数は27発。マガジンのボトムはプレートを再現しているので、銃にマガジンを装着した様子もリアルだ

 

タナカ「M24 SWSシリーズ」製品レビュー
スコープには欠かせないマウントベースは標準装備。ピカティニー規格なので、様々な光学照準器をマウントできる

 

タナカ「M24 SWSシリーズ」製品レビュー
調整可能なバットプレート。ラバー製で、しっかりと肩に食い込む。大きなダイヤルによるアジャストで、体格や射撃姿勢を選ばない。これぞスナイパーライフルの装備である

 

タナカ「M24 SWSシリーズ」製品レビュー
▲M24 SWSカートリッジタイプVer.2

 

タナカ「M24 SWSシリーズ」製品レビュー
カートリッジはエジェクションポートからロードしていく。装弾数も実銃どおり5発。1発1発ロードする操作と、ボルトを開いた際にカートリッジが見える姿は、モデルガン的な楽しみ方にも向いている

 

タナカ「M24 SWSシリーズ」製品レビュー
サイズ感もリアルなカートリッジ。先端にBB弾を装填する。弾頭部分はカッパー調、薬莢部分はゴールドで真鍮を思わせる仕上げが魅力的。予備弾をカートリッジホルダーに納めるのもカート式ならではだ

 

タナカ「M24 SWSシリーズ」製品レビュー
マガジンプレートも実銃どおり下方に解放できる。銃内部にカートが残っている場合、こうしてカートリッジを排除するのだ。解除ノブはトリガーガード前方に備わっている

 

タナカ「M24 SWSシリーズ」製品レビュー
カート式のM24は、ストック内にガスタンクを設けている。マガジンの前方に注入バルブが配されており、パワーソースとなるガスはここから注入する。さらに銃口側には、ホップのアジャストスクリューが配されている

 

 そして共通するのは、リアルな外観とずっしりとした重量感だ。モデルガンも手がけるタナカらしい重厚な作り込みは、まさにリアルそのもの。もっともリアリティのあるライブカートリッジ式から、エアガンとしての機能を前面に押し出したエアコッキング式、優れた操作性と弾道性能を両立させたガス式。このチョイスはとても悩ましい。

 

DATA

M24 SWS AIR

  • 全長:1,081mm
  • 全高:168mm
  • 全幅:80mm
  • 重量:3,540g
  • 装弾数:27発
  • 価格:¥52,000

 

M24 SWSカートリッジタイプVer.2

  • 全長:1,080~1,150mm
  • 全高:165mm
  • 全幅:77mm
  • 重量:3,570g
  • 価格:¥57,800

 

 

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TEXT:モロ☆/アームズマガジンウェブ編集部

 

この記事は月刊アームズマガジン2021年2月号に掲載したものです。

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