エアガン

2021/02/10

タナカ コルトパイソンに木製グリップを付けてみよう!

 


 リボルバー用のグリップと言えば木製(ウッドグリップ)だろう。ラバーグリップは定番だが、最近ではG10やマイカルタなどの合板を用いたグリップも増えている。それらのグリップは実用的だが、スミス&ウェッソンM19やM29、コルトパイソンといった1950年代から1970年代に作られたダブルアクションリボルバーはオーソドックスな木製がふさわしい。タナカがリリースした“+Weight”グリップシリーズは、そんなダブルアクションリボルバーにピッタリの木製グリップだ。今回このシリーズに「パイソンウォールナット・オーバーサイズ・チェッカーグリップ」が加わった。

 “+Weight”グリップシリーズは、木製グリップの裏側に金属製のウエイトが装着されている。実は木製グリップの裏側にウエイトを装着するのは非常に手間がかかる。ウエイトが収まる箇所を加工しなくてはならないからだ。タナカは敢えてウエイト装着に挑戦し、今までの木製グリップでは味わえなかった重量アップを実現している。もちろん単に重くなっただけではない。グリップの素材は厳選されたブラックウォールナット材が使われ、鋭いチェッカリングと木目を引き立たせて、どんな表面仕上げにもマッチするように艶と色合いが調整されているという。

  

パイソン用グリップとしては定番のオーバーサイズタイプ。一段高いところに施されているチェッカリングは曲面にあわせて丁寧に刻まれている。落ち着いた色合いと木目のキメも素晴らしい。もちろんコルトのメダリオン付きだ

 

グリップの裏側にはこのように金属製のウエイトが装着されている。ウエイトが飛び出たりズレたりしないように正確にスペースを加工しなくてはならない。これには意外と手間がかかるのだ

 

冒頭のシティーハンター公式コラボレーション“Ryo Saeba”モデルのようなブラックフィニッシュだけではなく写真のステンレスフィニッシュにも似合う。パイソンはやはり木製グリップだ

 

 リボルバーのグリップ交換はとても簡単。マイナスドライバー1本あればできてしまう。もちろんパイソン専用なので隙間ができたり、フィット感が悪いことはない。装着してみると、ズシリとした重量感と高級感漂う木目の色調はハイエンドリボルバーにふさわしい。グリッピングするとチェッカリングが食いつき、実銃のそれに近いフィーリングが味わえる。このグリップはパイソンならどれでも似合うが、特に発売されたばかりのシティーハンター公式コラボレーション“Ryo Saeba”モデルにピッタリだ。コルトパイソンをお持ちの方は是非交換してみてほしい。

 

▼交換方法はこちらの動画をチェック▼

 

TEXT:毛野ブースカ

 

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