2021/03/18
【東京マルイ】M4カービンエアガンピックアップ!!【HK416編】
ベトナム戦争ではXM177やCAR-15、1980年代後半にはM16A2のバリエーションであるM727を使うなどM4カービンの元祖といえるM16のショートモデルを採用してきたアメリカ軍特殊部隊。ここでは1990年以降アメリカ軍特殊部隊で採用されたM4カービンとその派生型を東京マルイの電動ガン、ガスブローバックガンをもとに解説する。
今回は、H&Kによって生み出されたM4A1カービンの改良型、HK416シリーズを紹介しよう。
次世代電動ガン
DEVGRUカスタム HK416D
デルタフォースの要請によってヘッケラー&コックが開発したM4A1カービンの改良型であるHK416D。当初はアッパーレシーバーとバレルのみのレシーバーグループだったが、程なくしてオリジナルのロアレシーバーが組み合わされたHK416Dが導入され、デルタフォースをはじめウサマ・ビン・ラディンの殺害を成功させた「ネプチューンスピア」作戦に参加したネイビーシールズDEVGRUによって使われた。東京マルイのこのモデルは、その名のとおりDEVGRUが使用したHK416Dをイメージしたカスタムモデル。10.4インチ仕様のHK416DをベースにAACサイレンサー&フラッシュハイダー、TDタイプライフルグリップ、クレーンタイプストックが装着されている。
DATA
- 全長:800mm/880mm(ストック伸長時・サイレンサー装着時)
- 全高:281mm
- 全幅:75mm
- 重量:3,700g
- 装弾数:82発
- 価格:¥72,800
次世代電動ガン
HK416Cカスタム
デルタフォースの要請を受けて開発されたHK416Dのコンパクトモデル。4プロングタイプのフラッシュハイダーが装着された9インチショートバレルにショートハンドガード、いわゆるPDWストックと呼ばれる伸縮式ワイヤーストックが装着されている。車輌警護などコバートミッションで活動する時に使われた。次世代電動ガンとして再現されたこのモデルは「2WAYバッテリー配線/選択式」を採用しているのが特徴。マガジン内に8.4Vニッケル水素1,300mAhミニSバッテリーを収納する「バッテリー格納マガジン」を用いるか、別売のバッテリーケース(AN/PEQ-16バッテリーケース)を用いてハンドガードに外付けするかを選べるようになっている。
DATA
- 全長:571mm/695mm(ストック伸長時)
- 全高:250mm
- 全幅:74mm
- 重量:3,096g
- 装弾数:30発
- 価格:¥62,800
次世代電動ガン
HK416 デルタカスタム
もともとデルタフォースの要請により開発されたHK416は、実戦を重ねる中で彼ら自身に手によってカスタマイズされてきた。東京マルイが次世代電動ガンで再現したデルタカスタムはそのうちのひとつである。最大の特徴は、AR用カスタムトリガーで有名なガイズリーの「SMR(スーパーモジュラーレール)HK」が装備されていることだ。HK416シリーズ専用に開発されたこのレールは、長さ10.5インチ、7075-T6アルミニウム製、ミリタリースペックのハードコートが施されており、専用のアクセサリーレールが3時、6時、9時のポジションに装着できる。ノーマルのハンドガードよりフルオート射撃時の過熱に対して強く、ユーザビリティの高さもあってデルタフォースが独自に装着している。
東京マルイはこのガイズリーオートマチックのSMR HKをアルミ切削加工により形状はもちろん特徴的なDDC(デザート・ダート・カラー)もリアルに再現。アクセサリーレール(ロング1枚、ショート2枚)は実物同様に着脱可能だ。このレールにはフリップアップフロントサイトが通常とは前後逆に装着される。これは実際のデルタフォース隊員が行なっている装着方法であり、AN/PEQ-15などのアクセサリーの装着スペースを確保するためという。シュアファイアタイプフラッシュハイダー、新規にデザインされたアウターバレルとガスブロック、TDタイプライフルグリップ、クレーンタイプストックが装着されている。ボディは5色のタンカラーがベースになったカラーリングが施されているモデルに加えてオールブラックモデルも用意されている。
DATA
- 全長:711mm/787mm(ストック伸長時)
- 全高:226mm
- 全幅:72mm
- 重量:3,365g
- 装弾数:82発
- 価格:各色ともに¥69,800
TEXT:毛野ブースカ / アームズマガジンウェブ編集部
この記事は月刊アームズマガジン2021年3月号 P.36~39より抜粋・再編集したものです。