2020/12/06
【オールドマニア必見】オールドエアコキコレクション!!【前編】
日本にエアガンが誕生してから40年以上が経つ。当初は現在のような実銃を忠実に再現したものとは程遠いおもちゃ然としたものが多かったが、今や実銃の形状を再現したものや、実射性能に優れるものが多く登場している。今回はその歴史を振り返り、第1次エアガンブームを牽引したエアコッキングガンの代表作を集めてみた。
※価格は発売当時の価格(税抜)です
※このレポートは月刊アームズマガジン2017年6月号に掲載されたものを再編集したものです
ラインアップ一覧
- 前編
タカトク
SS9000
- 価格:¥9,000
- 全長:988mm
- 重量:1,800g
- 装弾数:5発
- 使用弾:7mmツヅミ弾
オールドマニアなら一度は耳にしたことがあるはずのタカトクのSS9000。エアコッキングガンの基本とも言えるシンプルで汎用性の高い構造から、発売から40年近く経った現在も、クラウンモデルやSⅡSからその末裔が発売されている。エアガン、モデルガン問わず、もっとも寿命の長いトイガンと言っても過言ではない。
マスダヤ
ミニットマン10
- 価格:¥6,500
- 全長:895mm
- 重量:1,500g
- 装弾数:10発
- 使用弾:7mmツヅミ弾
BB弾を撃つたびにピストンをコックしなければならないエアコッキングガンは連射には不向きだ。しかしそのデメリットを解消する手段として生まれたのがポンプアクションだ。マスダヤのミニットマン10は、ファクトリーモデルとして初めてポンプアクションを搭載したモデルだ。
マルゼン
KG9
- 価格:¥8,500
- 全長:345mm
- 重量:1,300g
- 装弾数:28発
タカトクSS9000と並ぶエアガン史に燦然と輝くエアコッキングガンがマルゼンのKG9だ。ライブカート式ながら装弾数が多く、コンパクトで連射も容易だったことから、当時のサバイバルゲーマーに愛用された。のちにより連射しやすくなったポンプアクション式のKG-9 SPが発売された。
マルゼン
MINI UZI
- 価格:¥9,000(カスタム)
- 全長:385mm
- 重量:1,200g
- 装弾数:28発(カスタム)
KG-9と同様、エアガン史に残る傑作がマルゼンのMINI UZIだ。ライブカート式でデフォルメを抑えた外観、スチールプレス製マガジン、フォールディングストックが標準装備されるなど、それまでのおもちゃ然としたエアガンとは異なる、リアルさを追求したエアガンの走りのようなモデルだった。
コクサイ
スーパーウェポン
M16A1
- 価格:¥12,000(初期ロットは¥9,900)
- 全長:98mm
- 重量:1.8kg
- 装弾数:10発(BB弾は最大12発)
1983年末に誕生したコクサイのスーパーウエポンシリーズ第一弾のM16A1は、火薬の力によるブローバックによってピストンをコッキングする発火式モデルガンとエアガンを合体させた画期的な製品だ。当時はトリガーを引くだけでセミオートで連射が可能な唯一のエアガンだった。
ハドソン
グリースガンM3A1
- 価格:¥12,800(サバイバル仕様¥11,600)
- 全長:――
- 重量:――
- 装弾数:――
第1次エアガンブームに乗じて、モデルガンメーカーもエアガンを続々発売するようになった。このハドソンのグリースガンM3A1もそのひとつだ。モデルガンメーカーらしくリアルさを持たせようとしたためか割り切ってデザインされていない部分があり、エアガンとしては中途半端な製品だった。
マルゼン
ステアーAUG/SA
- 価格:¥9,800
- 全長:695㎜
- 重量:1,700g(マガジン含む)
- 装弾数:180発以上
KG-9やMINI UZIなどでエアガンメーカーとしての地位を確立したマルゼンが1988年に発売したのが、ケースレス式エアコッキングガンのステアーAUG/SAだ。実銃よりも小さい(スケールダウンした)モデルだったが、実射性能が高く、頑丈で取り回しに優れたことから、サバイバルゲームで人気を博した。
この記事は月刊アームズマガジン2017年6月号 P.102~103より再編集したものです。