2020/09/20
ファニーパック代わりのポーチ【一番星の中の人によるギアレビュー】
「月刊アームズマガジン」編集部のsakayaがおくる『一番星の中の人によるギアレビュー』。
サバゲ野郎一番星の中の人であるsakayaが毎月自前のギアを紹介していく本コーナー。今月は、3種類のハンガーポーチ(ドロップポーチとも)を紹介しようと思うんだ。
さまざまなガジェットや緊急時に必要なギアなどを収納するのに使えるE&Eポーチといえば、CSM製のファニーパックやEAGLE製ベリーバッグがかつての主流だったといえるはずだ。バックルひとつで簡単に装着でき、しかもアーマーなどの装備と干渉しにくい。世界中に展開する米海兵隊が使っていることからもその信頼度の高さが伺えるポーチだよな。
これに代替するように勢力を伸ばしているのが各メーカーが仕掛けてきたハンガーポーチだ。その名の通り、アーマーの腹部ベルクロにくっつけてぶら下げるポーチで、構造が単純な上、ぽっこりお腹をうまく隠せることからアラフォーの装備好きにも好評なんだぜ!
サバゲー中に財布やスマホをしまっておくのにもちょうどいいから、オレも各装備にはだいたいハンガーポーチを装着している。今回はオレが所有する使い勝手のいいハンガーポーチのなかから、3つを紹介しようと思うんだ。
まずは
最近、人気が急上昇中のFERRO CONCEPTSのハンガーポーチだ。
FERRO CONCEPTS
THE DANGLER
残念ながら、国内で取り扱いしていたWEBショップさんが閉店してしまったので、海外から取り寄せるしか入手法はなさそうだ。ただFERROの商品はどれも人気らしく、再生産されるとすぐに売り切れてしまう。気長に待つしかなさそうだぜ。
それじゃ特徴を見ていこう。
フロントは4インチ×4インチ(10㎝×10㎝)のベルクロスペースが配されている。コールサインパッチを貼ったり、サイリュームホルダーを貼るのに便利だよな。特にサイドポケットもなく、シンプルに上から手を入れるポケットタイプなんだ
ジッパーにはITW製のGT Ziplineが装着されている。グローブをしていても掴みやすいのがありがたいよな
コンパートメントにはベルクロスペースのほか、中身を整理しやすいエラスティックバンドも配されているんだ
お次は、
Haley Strategic Partners(HSP)
D3 チェストリグ エクスパンションシステム マルチミッションハンガー
実はこれ、旧式なんだよな。現在はV2になっていて、フロントのベルクロが中央だけから全面に変更されているほか、下部に止血帯ポーチとして使えるエラスティックバンドが追加されているんだ。ここで紹介するのは旧型なのを了解してくれよな。
それじゃ細部を見ていこう。
フロントには4インチ×4インチのベルクロスペースが配されている
ジッパーはパラコードがタブにしてあるので、素手でもグローブでも掴みやすい
ポーチは完全に開いてしまうことが可能なんだ。中身が脱落してしまうって? ノンノン! そのために両面がベルクロになっているんだ。これならブローアウトタイプのメディックポーチを装着しておけば、緊急時には簡単に取り外せるって寸法さ
ちなみに下部にはドレンホールが用意されている。水中からの奇襲をしたって大丈夫なんだ
最後は
SPIRITUS SYSTEMS
SACK Pouch
SPIRITUSといえば、コンパクトなチェストリグの先駆けでもあり、これにインスパイアされたマイクロチェストリグが世を席巻したよな。実はこいつも旧型で、現在はMk2になっている。D3と同じく下部に止血帯を装着できるようになっているんだ。
メインコンパートメントのほか、フロントには薄手のポケットも用意されている。小物を整理できるのはやっぱり便利なんだよな
ジッパーも固めのコードで延長されており、グローブをしていてもしっかり掴むことが可能だぜ
ちなみにジッパーはここまで開く。中身にアクセスしやすく、また脱落の心配もない形式なんだ
さて、
ここまで3種のハンガーポーチを紹介してきた。プレキャリはもちろん、チェストリグにも使えるハンガーポーチ。サバゲでは貴重品の管理にももってこいだし、ひとつもっておけば便利なこと、この上もないぜ。
【プロフィール】
sakaya(酒屋)
かつてはサバゲ番長、現在はサバゲ野郎一番星のなかのひと。
アームズ編集部でも無類のナイロン好き。
業界で一等輝く一番星になる日を夢見て、西へ東へ。