装備

2020/08/09

東北で見つけたPenCott野郎【サバゲースナップショット・番外編】

 

「月刊アームズマガジン」編集部でも指折りのギアフリーク、サバゲ野郎一番星の中のひとことsakayaが、取材先で出会ったサバゲ野郎を毎月紹介していく『サバゲースナップショット』。
 今回は番外編と題してお送りするぜ! オレも感染拡大を防ぐためなるべく取材を自粛しているんだ。そのため、特別に写真を提供してもらったんだ。

 

PenCott

 

 撮影者は「サバゲ祭」や「Pencott Freaks」で鯔背な写真をたくさん撮ってくれた零-Rei-さんだ。そして、モデルはPenCottのよさを世界に広めている東北一、いや日の本一の伊達男、ゴンさん(右)だぜ!

※ちなみに左奥はわく3さん。

 

 さて、
 それじゃ早速ゴンさんのスタイリングを見ていこう。

 

PenCott

 

PenCott

 

 鬱蒼とした背景に溶け込んでいる迷彩は、PenCott Wildwoodだ。GreenZone(ヘルメットカバー&バラクラバ)よりも彩度を落とし、より深く森林に紛れ込める、PenCottの最新迷彩さ。国内ではまだほとんど流通していないが、注目度の高い迷彩なんだぜ。衣類や装備はほぼポーランドのギアメーカーDirect Actionで揃えているようだな。単一の迷彩で全身をコーディネートすると、どこか野暮ったく感じてしまうこともあるが、同一のメーカーでセットアップすることで全体にまとまりのある仕上がりになっているんだ。


 ベースにしているコンバットアパレルは、Direct ActionのVANGUARD COMBAT SHIRTVANGUARD COMBAT TROUSERSだな。

 POLARTEC製の速乾性に優れたフレイムレジスタントの生地は、頑丈でありながら快適に着ていられるし、各所が500Dナイロンで補強されているから耐久性もバッチリなんだ。コイツはオレもオススメの1着なんだぜ。

 それじゃ細かいポイントを見ていこう!

 

PenCott

 

 ヘルメットはTEAM WENDYのEXFIL LTPさ。各国のLawEnforcementやMILITARYでも使用されているバツグンに被り心地のいいメットなんだぜ。それにCOMTAC(ヘッドセット)を装着しているのは、同社のEXFIL PELTOR HEADSET ADAPTERだな。やはり純正品は気持ちがいいもんだ。カバーはAgiliteのGreenZoneだが、もう流通はしていないようなんだ。OPS-CORE用やAIR FRAME用のGreenZoneはG.A.W.で取り扱いがあるからそっちを見てみるのもアリだろうぜ。
 NVGやマンタストロボを装着することで、日中から夜間までのミッションを想定しているというのが伝わってくるよな。
 ゴーグルはESSのPROFILE NVG ASIAN FITのようだ。顔の平たいオレみたいな日本人にはこのアジアンフィットがうれしいんだよ。

 

PenCott

 

 プライマリーはステアーAUGだ。東京マルイ製で、現在は販売されていないODカラーのタイプだな。ブルパップのライフルとしては古株で、設計そのものは1970年代ながら、樹脂をフル活用したデザインは今でも充分に近未来的だ。オーストラリアやオーストリアでの使用が有名だが、近代的なスコープを搭載することで、最新迷彩のPenCottとの親和性も高くなる。グローブに至るまでWildwoodってのが粋だよな。RangerGreenやCoyoteでも合いそうなもんだが、キッチリ揃えているってのは気持ちいいもんだ。

 

PenCott


 ファーストライン(ベルトキット)はホルスター含めてすべてDirect Actionで統一されているな。MOSQUITO Modular Belt Sleeveをベースに、MED POUCH VerticalTOURNIQUET Pouchとメディックキットもバッチリだぜ。

 

PenCott

 

 背面を見ると、ピストルマグ×2、ライフルマグ×1の教科書通りの素直なセットアップなのがわかる。SPEED RELOAD POUCH PistolSPEED RELOAD POUCH Rifleだな。大型でロールアップタイプのDUMP POUCH LARGEも装着されている。

 腰回りのセットアップだけでも短期戦なら充分な火力だが、プレートキャリアの背面には、SPITFIRE Assault Panelを装着している。これはSPITFIRE専用のバックパネルながら、CRYE PRECISIONのJPC2.0とも互換性があるんだ。JPCの背中にポーランドのギアっていうのもロマンが感じられるよな。上部の3連ポーチにはフラッシュバンをしまっているが、バディ用のマガジンを挿入してもいいんだ。こういった利便性の高さはスタイリングを考えるときに自由度が高い反面、悩ましいポイントでもあるよな。

 

PenCott

 

 最後になっちまったけど、プレートキャリアとチェストリグを解説しておこう。SPITFIRE Plate Carrier MKⅠHELIKON-TEXのトレーニングミニリグだ。

 このミニリグが中田商店で取り扱いが始まる予定なんだが、残念ながらWildwoodは取り扱いがないんだ。ゴンさんはHELIKON-TEXから直接輸入したんだろうな。その行動力には頭が下がるぜ。
 このミニリグ、オープントップのライフルマグポーチ×4、フラップ式のハンドガンマグポーチ×4、アドミンポーチ、ハンガーポーチがセットになった、コレひとつでいわゆるサバゲ装備が完結してしまうオールインワンのチェストリグなんだ。ハンドガンマグポーチはライトやツールポーチとしても使えるし、アドミンにはメッシュポケットやエラスティックの仕切りがあるから小物の整理にも便利ときてる。痒い所に手が届くとはこのことだな。
 ただ背面がベルクロにはなっていないので、プレートキャリアにピタッと装着することはできない。ゴンさんは、プレートキャリア前面のファステックスと連結させ、腰のストラップでしっかりと固定しているようだ。この状態でも特にブレることはなさそうなので、サバゲでも活躍しそうなセットアップだよな。

 

 さて、スナップショット初の番外編、どうだっただろうか?
 Wildwoodは日本での流通が始まったばかりの最新迷彩だが、日本の植生にはおそろしくマッチする。夏場の森林フィールドではかなりの実力が期待できそうだ。密にならないように注意しながら、みんなもサバゲを楽しんでくれよな!

 

『サバゲースナップショット』は毎月第2土曜or日曜に更新予定!

次回の更新もお楽しみに!

 

 


【プロフィール】

sakaya(酒屋) 

sakaya

かつてはサバゲ番長、現在はサバゲ野郎一番星のなかのひと。

アームズ編集部でも無類のナイロン好き。

業界で一等輝く一番星になる日を夢見て、西へ東へ。

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