エアガン

2020/03/31

S&T「64式小銃G3電動ガン」製品レビュー

 

実用的な64式小銃の電動ガンが電子トリガーシステムを搭載してバージョンアップ

 

 

 自衛隊が制式採用した初の自動小銃である64式小銃。89式小銃が制式採用された後も航空自衛隊や海上自衛隊などで現役で使われている。

 

64式小銃の特徴である引き上げながら回すセレクターレバー。ポジションマークも「ア(安全)」「タ(単発)」「レ(連発)」となっている

 

クーリングホールが開けられているハンドガードはアルミ製。89式小銃は左右分割式だが64式小銃は上下分割式を採用

 

 そんな64式小銃の電動ガンが最新の電子トリガーシステムを搭載してバージョンアップされた。これによりキレのあるトリガーフィーリングが体感でき、エアガンとしての実用性やと安全性が高められた。

 

ストックは日本人向けにデザインされているだけあって構えやすい。89式小銃にも引き継がれている国産小銃の特性だ

 

現用銃から見ると角ばった形状の木製グリップは太くなく握りやすい。高さも適切でトリガーに自然に指がかかる

 

 レシーバーはアルミ製、グリップやストックは木製。89式小銃にも引き継がれているバイポッドは実銃同様に折りたたむことが可能だ。コスプレ用としてはもちろん、サバゲで64式小銃を使いたい方にお薦めだ。

 

TOP製以来となる64式小銃の電動ガンとして発売以来高い人気を誇るS&Tのこのモデル。安定したパーツ供給はもちろんTOP製に比べて価格も抑えめということもあって自衛隊マニアにとっては貴重な存在である

 

 

DATA

  • 全長:990mm
  • 重量:3,260g
  • 装弾数:390発
  • 価格:¥65,000

お問い合わせ先:UFC

 

【アームズマガジンウェブ編集部レビュー】

 

日本人にとって、近くて遠い存在の自衛隊制式小銃。64式ともなれば尚更である。国産エアガンの系譜で64式が途絶えていることは残念だが、海外製とはいえリアルに再現された製品があるのは素直に喜ばしいことだ。こういった「古き良き」を体験できるのも、エアガンの趣味の醍醐味といえよう。

 

TEXT:毛野ブースカ

編集部レビュー:アームズマガジンウェブ編集部

 


 

この記事は月刊アームズマガジン2020年5月号 P.36-39より抜粋・再編集したものです。

 

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