エアガン

2020/03/28

G&Gアーマメント「Type64 BR電動ガン」試作品レビュー

 

あらゆる意味で常識を覆すG&Gアーマメント渾身の力作

 

 

 G&Gアーマメントが64式小銃の電動ガンを作ると発表した時は大きな衝撃が走った。自衛隊の制式採用銃ということもあり、中途半端な作りではマニアは納得しないはずだ。G&Gアーマメントはあえてチャレンジした。名称は「Type 64 BR(バトルライフル)」。

 プロトモデルを実際に手にしてみると、いい意味で裏切られた印象がある。数少ない実銃の資料から作れたと思われるディテールは、細かな特徴まで丁寧かつリアルに再現。実銃の形状に限りなく近づけられたグリップとストックは木製となっている。

 また、内部メカはディテール以上にこだわっている。最新スペックの電子トリガー&MOSFETが標準装備され、バーストショットなど各種モードの設定がリモコンによってできる画期的なシステムが導入される。ホップアップは規制子(ガスレギュレーター)を回すことで調整する方式を採用。リアルさを損ねずに機能性を高めている。

 

ショルダーレストを上げてフタを開けるとバッテリーコンパートメントにアクセスできる。電子トリガー&MOSFETが標準装備される

 

89式小銃にも受け継がれている折りたたみ式のバイポッド。伸縮機能はないが左右に振ることは可能

 

レシーバー右側に備わるセレクターレバーは引き上げながら回転させる。ア(安全)は9時方向、レ(連発)は3時方向に対してタ(単発)は7時方向にある

 

レシーバー左側前部にあるモールドとネジ穴は狙撃銃用のスコープマウントベースを取り付けるためのもの。構造上、ライフルスコープは左側にオフセットされて装着される

 

※写真は試作品です。量産品とは細部が異なる場合があります

 

 

DATA

  • 全長:991mm
  • 重量:4,900g
  • 装弾数:90発
  • 価格:未定
  • お問い合わせ先:ホワイトハウス

 

TEXT:毛野ブースカ
PHOTO:須田壱(スタジオゼット)
MODEL:東城咲耶子
HAIR&MAKE UP:伊達美紀
撮影協力:F2プラント

 


この記事は月刊アームズマガジン2020年5月号 P.32より抜粋・再編集したものです。

 

レポート全編が読める

月刊アームズマガジン5月号のご購入はこちら

 

Twitter

RELATED NEWS 関連記事

×
×