2020/02/28
クラウンモデル「AK74リアルウッド」製品レビュー
木製ストック&ハンドガードを標準装備
クラシカルなイメージのあるAK47やAKM、オールブラックでモダンなイメージのAK74Mのどちらのイメージも併せ持っているのが旧ソ連時代に採用されたAK74だ。
AKMの後継として採用されたAK74は、AKシリーズの操作性やメカニズムはそのままに小口径化。サイドポートタイプのフラッシュハイダー、ストレートな形状に近づいたマガジン、合板製のストックやハンドガード、プラムカラーのベークライト製グリップなどが特徴だ。
クラウンモデルのAK74リアルウッドは、この旧ソ連時代のモデルをスタンダード電動ガンで再現した。
AK74のアイコンとなっているサイドポートタイプのフラッシュハイダー。フロントサイトの形状もリアルだ
AK47やAKMに比べてカーブが緩くなったAK74用マガジンを再現。装弾数は550発
クラウンモデルと聞くと、対象年齢10歳以上用のエアコッキングガンやライブカート式のリボルバー、最近ではBB弾の発射と同時に発火音が楽しめるスパークリングエアガンを思い浮かべる方も多いはずだ。しかし今回紹介するAK74リアルウッドは対象年齢18歳以上用の本格派、価格は税抜き59,800円と同社のエアガンの中でも高価格帯に属するモデルだ。
特徴は実銃同様の木製ストックとハンドガードが標準装備されていることだ。無機質な樹脂製に比べて温かみのある質感は木製ならでは。
側面がやや膨らんでいるのが特徴のハンドガードは実銃同様の木製となっており、この銃の存在感を高めている
AKMと同じ直銃床タイプの固定ストックはハンドガードと同じく木製
バットプレートを外すとバッテリーコンパートメントにアクセスできる
AK47やAKMからデザインが引き継がれたグリップの色はブラック
レシーバー左側にはAKらしいサイドマウントレールが標準装備されている
フロントブロックやアッパーハンドガード前部のガスチューブの形状などの再現も抜かりない
タンジェントタイプのリアサイトは実銃同様に調整可能
レシーバーカバーを開けるとメカボックス上部にリアルなボルトとリコイルスプリングガイドが設けられている
バレルやレシーバーなど主要パーツは金属製。レシーバーカバーを開けると、実銃を思わせるボルトとリコイルスプリングガイドが付属している。バッテリーはストック内に収納。もちろん可変ホップアップシステムが付属しており、電動ガンとしての機能も充実している。
クラウンモデルの製品では異色の存在となるAK74リアルウッド。AK74がほしい方はぜひ手に取って完成度を確かめてほしい。
DATA
- 全長:960mm
- 重量:3,314g
- 装弾数:550発
- 価格:¥59,800
- お問い合わせ先:クラウンモデル
TEXT:毛野ブースカ
この記事は月刊アームズマガジン2020年4月号 P.60~61より抜粋・再編集したものです。