2020/03/18
レザークラフト教室【第2回①:皮革の加工 ネームタグ作製・前編】
「レザーで自分だけのホルスターやベルトを作りたい」という気持ちから始まったこの企画。レザークラフト未経験者でもコツコツと練習を重ねれば自分だけのカッコいいレザー製品が作れるということを紹介していこう。
皮革の加工―ネームタグ作製・前編①
前回(連載第1回)は革を使ってできることをざっと紹介したが、今回からはその中でも「革の加工」に焦点を当てて紹介していこう。
今回は革を加工して製品を作る工程を、専用の道具の使用方法を説明してもらいながら、タンニン鞣し革で使い勝手のよいネームタグを作製してみることにした。
今回革の加工をしてもらうクラフト社の鈴木さん
① 裁断
裁断で使用するのは型紙、丸ギリ、別たち、ビニール板
まずは作製しておいた型紙に沿って丸ギリを使い革の表面をけがいていく
別たちは写真の様に握り、手前に引いて使用する
別たちは傾けながら、刃の角を使い手前に引いてカットしていく
コーナーの曲線部は写真のようにさらに刃を立ててカットしていく
2枚とも切り抜きカット完了
② 接着
接着で使用するのはサイビノール(ボンド)、ジラコヘラ、ヘラ付ヘリみがき、サンドスティック、ゴム板
ジラコヘラを使い、サイビノールを全体に塗布していく。薄く、端までしっかりと塗布する
ゴム板の上などで、底辺をあわせてずれないように貼り合わせる
貼り合わせたらヘラ付ヘリみがきを使って圧着する
圧着したらコバをサンドスティックで整える
接着完了。コバまでキレイに仕上がっている
(連載第2回②につづく)
TEXT:アームズマガジン編集部
撮影協力:(株)クラフト社 荻窪店
- 住所:東京都杉並区荻窪5-16-15
- TEL:03-3393-2229
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この記事は月刊アームズマガジン2020年4月号 P.132~133より抜粋・再編集したものです。