2020/01/05
B.W.C.「AMT ハードボーラー ロングスライドモデルガン」製品レビュー
『ターミネーター』で一世を風靡した大人気銃をモデルガンで再現
みなさんは先日公開された映画『ターミネーター:ニュー・フェイト』はご覧になっただろうか。このシリーズの大ファンの筆者は、もちろん公開初日に劇場で楽しんだ。良かったのは何たってサラ・コナー(演:リンダ・ハミルトン)! 歳を重ねても最強ヒロイン健在で、もう最高だった。シリーズ第1作『ターミネーター』が日本公開されたのは1985年、この時も筆者は劇場で観た。
思い返せばアーノルド・シュワルツェネッガーが演じる冷酷で最強・最悪の殺人サイボーグのインパクトは絶大で、その後の映画の流れを変えた。続く数年間は多くの映画やアニメ、特撮物で“何度倒されても立ち上がり、襲いかかるのを止めない敵”や“赤い目を輝かせる金属骨格マシン”、“シュワちゃん並みのマッスルキャラクター”が溢れるほど登場した。加えて、この映画の影響でもう1つ大人気だったのが“赤いレーザーサイトを搭載した銃”だ。銃砲店から強奪したアルカディア・マシン&ツール(AMT)の1911クローンのハードボーラーでターミネーターが標的とするサラ・コナーの額にレーザーサイトを合わせるシーンには最高にハラハラ、ドキドキしたものだ。悪役の銃ながら渋く銀色に光るステンレス製でカッコイイロングスライドのハードボーラーに当時のGunファンはみな、心を奪われた。今となっては巨大なレーザーモジュールも、当時は最先端のアイテムで憧れの的だった。
最大の特徴の7インチロングスライドは新規にブリーチ一体型で製作。閉鎖型リコイルプラグはステンレス削り出し
スライド側面の社名・モデル名等の刻印も正確に再現。ちなみにAMTは、あの.44オートマグで有名な銃器メーカーだ
ナショナルマッチタイプの引きしろ(停止位置)が調整可能な軽量化ワイドトリガーは、ロストワックス製法にて新規製作
フロントサイト、リアサイトともに新規製作。リアサイトは、もちろんフルアジャスタブルで再現
シングルタイプのサムセーフティもロストワックス製法にて新規製作
グリップは実銃用木製フルチェッカー。特徴的なステンレスシルバーのツートーンカラーも見事に再現されている
そんなハードボーラーを新作映画公開のタイミングでB.W.C.が発火式モデルガンとして完全再現。これはファンにはたまらない? カスタムのベースは、もちろん発火・作動性能ピカイチのGM-7。数えきれないほどある1911カスタムでも今や珍しい7インチロングスライドは圧倒的大迫力。カートはダブルキャップで、マズルフラッシュを通すフラッシュホールデトネーターを搭載、巨大なスライドが高速で作動するモデルガン特有のブローバックは最高に楽しい撃ち応えを味わえる。
DATA
- 全長:272mm
- 全高:138mm
- 全幅:33mm
- 重量:770g
- 装弾数:8発
- 価格:¥158,000(限定30挺)
- お問い合わせ先:B.W.C.
TEL:03-5828-8848
TEXT:トルネード吉田
この記事は月刊アームズマガジン2020年2月号 P.29より抜粋・再編集したものです。