2019/11/07
タナカ「SIG P226アーリータイプ EVO2フレームHW」製品レビュー
ファンにはたまらない待望の初期型、ついに登場!
●オートマチックハンドガンの基準を作った銃
1970年代以降のオートマチックハンドガンといえば、ダブルアクション、ダブルカアラムがトレンドで、やがてそれが基準となっていった。そして1981年から始まったアメリカ軍の次期制式拳銃を決めるトライアルでベレッタ92とともに最後まで残ったのがSIGのP226だった。
この2挺がその当時の最高峰の軍用拳銃だったことは間違いないだろう。P226はベレッタ92のプロップアップ式ショートリコイルに対して、エジェクションポートを利用したティルトバレル式ショートリコイルで、手動のセーフティも持たない合理的かつ先進的な設計。当時、多くのオートマチックに少なからず影響を与えた名銃だ。
●リアルな外観でガンガン撃てる初期型
タナカは、そんなアメリカ軍のトライアルで最後までベレッタ92と戦ったP226の初期型のモデルガンを発売する。前回発売され大好評となったのは、近年のP226のレールドフレームで、細部でいくつか異なる点がある。
当然フレームのダストカバー部にはレールがない。また、エキストラクターは内蔵式で、外からは見えない。さらに、グリップの滑り止めはチェッカリング。トリガーにも滑り止めのセレーションが付く、などなど。
魅力の1つでもある独特の形状を持つエジェクションポート部
P226レールドフレーム同様、バッファーの変更、バレルに補強プレートの追加、スライドストップ用の金属プレート追加などが施されている
初期型にはフレームのダストカバー部のレールがない
グリップはチェッカリングで、フロントストラップ部に縦のセレーション
トリガーには滑り止めのクッキリとした縦のセレーション入り
モデルガンならではのリアルなマガジン。もちろん残弾確認孔もライブだ
それらの特徴を忠実に再現しつつ、好評だったブローバック性能を実現する最新仕様はすべて取り込まれている。P226ファン必携!!
(※写真は試作品です。量産品とは細部が異なる場合があります)
DATA
■全 長:195mm
■全 高:140mm
■全 幅:37mm
■重 量:630g
■装弾数:15発
■価 格:¥27,800(11月中頃発売予定)
■お問い合わせ先:タナカ
TEXT:アームズマガジン編集部
PHOTO:須田壱(スタジオゼット)
MODEL:青宮鑑
HAIR&MAKE UP:西田聡子
撮影協力:アストレア
この記事は月刊アームズマガジン2019年12月号 P.88より抜粋・再編集したものです。