2019/08/02
タナカ「S&W M13 3インチ FBIスペシャル HW Ver.3 ガスガン」製品レビュー
FBIが最後に選んだリボルバー!
●.357が撃てるM10?
FBIは1974年、それまで採用されていたいろいろなリボルバーに代わって、S&WのM13を制式採用することを決めた。それは名銃M10ミリタリー&ポリスをベースに、.357マグナム弾も撃てるようにヘビーバレルを装着したモデルだった。4インチバレルでグリップがスクエアバットのものと、3インチバレルでグリップがラウンドバットのものがあり、FBIが後者を選択したことから、この仕様のモデルは「FBIスペシャル」と呼ばれるようになった。携帯しやすく、抜き撃ちの際引っかかりにくく、なおかつ確実に排莢できるエジェクターロッドの長さを持つことから選択されたと言われている。FBIはこの後あとオートマチックピストルを採用するので、これがFBI最後のリボルバーとなった。
.357マグナムも撃てる、かなり肉厚な3インチヘビーバレル
幅の狭いスパーを持ったサービスタイプハンマー
サービスサイズグリップにグリップアダプターのコンビネーション
反射防止の細かなセレーションが入ったフロントサイト
スクエアノッチのリアサイト
●Ver.3化で飾って良し、撃って良し
タナカは、S&WのNフレームやKフレームのペガサス式ガスリボルバーの名銃を次々とVer.3化する中、ついにKフレームの名銃、M13 FBIスペシャルもVer.3化する。外観の細部を見直し、ディテールアップするとともに、刻印をすべてリアル化。トイガンを思わせるような文字はいっさい外観からは見えないようになっている。さらに、ガスの気化効率のアップを図り、フレームの剛性を見直すとともにM13に合わせて最適化。その結果、大幅に射撃精度がアップした。まさに生まれ変わった感じ。リボルバーでもシビアな射撃が楽しめる。
DATA
- 全 長:202mm
- 全 高:125mm
- 全 幅:36mm
- 重 量:690g
- 装弾数:13発
- 価 格:¥25,800(8月中頃発売予定)
- お問い合わせ先:タナカ
TEXT:アームズマガジン編集部
PHOTO:須田壱(スタジオゼット)
MODEL:古川いおり
HAIR&MAKE UP:伊達美紀
撮影協力:サバイバルゲームBATTLE CITY
この記事は月刊アームズマガジン2019年9月号 P.84より抜粋・再編集したものです。