2019/06/06
タナカ「グロック17サードジェネレーションEVO2フレームHWモデルガン」製品レビュー
軽量スライドで快調高速作動ブローバックを楽しむ
●世界を席巻するストライカー式ポリマーピストル
グロックは1983年にオーストリア軍に制式採用されてからも改良が続けられ、現在は第5世代まで進化している。多くの国の軍や警察などの法執行機関で採用され、まさに世界を席巻した状態。それに加えて、パテントが切れたことから、世界中で同じセーフアクションをそのまま取り入れたオートマチックが発売され、その影響はますます広がっている。
そんな中、いろんな事情から、1990年代後期に登場した第3世代、3rd Gen(Gen3)がまだまだ高い人気を保っているという。そのためGen3は現在も作り続けられている。それだけ名銃だったということだろう。
第3世代(3rd)から加えられたフィンガーチャンネル
モデルガンだから再現できたストライカー前進時のトリガー位置
スライドは特殊ブラスト処理でつや消しの明るいグレー、フロントサイトはホワイドドット入りのブラック
ホワイトライン入りのリアサイト。左右の調整が可能だ
ダストカバー部にはアクセサリーレールとシリアルナンバープレート
そっくりに再現されたマガジン。装弾数は17発
●大好評EVO2カートリッジで快調ブローバック
EVO2カートリッジは、硬質アルミにアルマイト処理を施し金色に仕上げたもの。軽量で耐久性も高く、作動性能も優れているので、次々とブローバックモデルガンの対応が進んでいる。グロックでは、もっとも恩恵の大きいG18Cが最初にEVO2カートリッジ対応となった。これが当たり、G18CのEVO2は大人気となった。
続くモデルがG17というわけだ。G18Cと同様、強度のある軽量樹脂に特殊ブラスト処理を施したスライドを採用し、フレームはHW樹脂で重量感を確保。ガンガン撃って遊べるように、スライドストップの溝に超硬ビットを埋め込むなどの改良も加えられている。撃って遊びたい人、必携モデル。
※写真は試作品です。量産品とは細部が異なる場合があります
DATA
- 全 長:185mm
- 全 高:136mm
- 全 幅:32mm
- 重 量:540g(カートリッジ含まず)
- 装弾数:17発
- 価 格:¥25,800
- お問い合わせ先:タナカ
TEXT:アームズマガジン編集部
PHOTO:須田壱
MODEL:星守紗凪
HAIR&MAKE UP:関川沙織
撮影協力:ユニオンベース
この記事は月刊アームズマガジン2019年7月号 P.72より抜粋・再編集したものです。