2018/08/21
東京マルイ SGR-12 製品レビュー 【2017年8月号掲載】
東京マルイ
SGR-12
進化した電動ショットガン
東京マルイのオリジナルデザインとして製作されたSGR-12は、前身のモデルAA-12と発射方式は同じく3発同時発射の電動ガンだ。3つのバレルから毎秒10発ずつフルオート発射され、その高いDPS(ゲーム用語で秒間の平均ダメージ)とも呼ぶべき攻撃性能は他のHCモデルと比較しても抜きんでている(HCは毎秒25発)。標準装備されるハーフスケルトンのマガジンの代わりに、互換性のあるAA-12のドラムマガジンが使用できる。つまり、SGR-12にドラムマガジンを挿すだけで最大3,000発の弾を携行する毎秒30発発射の凶悪なソルジャーになれるわけだ。さらには、前後に配され拡張性が上がり、マガジンガイドも短く交換がしやすく、グリップはM4系と交換もできるというユーザーフレンドリーな周到ぶりだ。
サバイバルゲーマーとして気になるのは実射性能だろう。この点に関しては実際に手に取って確認してほしいところだが、電動ガンを作り続けてきた東京マルイの技術が注ぎ込まれたその弾道性能と、それをショットガンへと昇華させたという、まさにスーパーマシンに仕上がっているので、弾の飛びについても確実に満足できるはずだ。ぜひこの進化した攻撃性をその手にして確かめてほしい。
※実射シーンとインプレッションはこちらの動画をご覧ください。
ずっしりとメカが詰まったレシーバーにはリアリティあふれる刻印とマトリックスコードになっている。ARの操作に慣れている人なら直感的な操作ができる
HOP調整はコッキングレバーを引いて操作する。レフト・トップ・ライトのLTRの頭文字があるのでそれぞれ散り方を調整できるのは同社のAA‐12と同じくして素晴らしいギミックだ
フロントビューはメタルの重厚なハンドガードに包まれており、ショットガンらしい太いマズルが覗いている。倒立式のフロントサイトは20mmレールにマウントされ、リア側のレールにオプティクスを載せても問題ない
肉厚な肩付けしやすいバットプレートを外せばバッテリーケースへとアクセスできる。サイズはミニSバッテリーが対応している
DATA
価格:¥69,800(税別)
初速 72.5m/s(10ショットでの平均)東京マルイバイオBB弾0.2g使用
10mでの集弾性…110mm(3ショット)
15mでの集弾性…170mm(3ショット)
20mでの集弾性…240mm(3ショット)