2018/08/21
G&Gアーマメント ARP9 製品レビュー 【2017年8月号掲載】
G&Gアーマメント
ARP9
※実射シーンとインプレッションはこちらの動画をご覧ください。
※掲載されているARP9は試作品です。量産品とは細部が異なります。
コンパクト&軽量でサバゲに最適!ピストルキャリバーカービンがG&Gアーマメントから登場
スタイリッシュでトレンディーな外装とMOEFETを標準装備するなど、ハイパフォーマンスな電動ガンを続々とリリースしているG&Gアーマメントから電動ガン「ARP9」が登場する。ARP9の外装はM4カービンのコンパクトバージョンのように見えるが、マガジンはサブマシンガンのようなスリムなものが付属している。これはアメリカで流行しているM4カービンをベースに、オートマチックピストル用の9mm×19弾などが発射できるピストルキャリバーカービン(略してPCC)をモチーフにしているからだ。かつて存在した通称「パナマカービン」と呼ばれるM16ベースのサブマシンガンにも似ている。実銃のトレンドをいち早く取り入れるG&Gアーマメントらしいチョイスだ。
全体のサイズはPDW /サブマシンガンを意識しており、長さ5インチのアルミ製ハンドガードにはM-LOKがG&Gアーマメントでは初めて採用されている。強化樹脂製のアッパー/ロアレシーバーは、同社のGC16シリーズと共通のスタイルを残しつつ、センターレバー式のマガジンキャッチが付属したARP9専用レシーバーとなっている。グリップはスリムで握りやすいGOGピストルグリップV1、ストックは2段階に伸縮可能なGOS-V5 PDWストックが付属。どちらもオリジナルデザインながら高い実用性を備えている。グロックのロングマガジンをモチーフにした多弾マガジンの装弾数は300発。もちろん内部には3点射バーストへの切り替えが可能なMOSFETが標準装備されている。サブマシンガン並みのコンパクトで軽量、取り回しやすいG&GアーマメントのARP9。まさにサバイバルゲームにぴったりの電動ガンだ。
ディプロマットスタイルの長さ5インチのCNCアルミ製のハンドガードにはG&Gアーマメント初となるM -LOKが採用されている
ハンドガードに覆われるように装着されている大型フラッシュハイダー。甲高い発射音がフィールドに響き渡る
ロープロファイルなフリップアップタイプのフロントサイト。コンパクトサイズのARP9にベストマッチ
ダストカバーやエジェクションポートなどアッパー/ロアレシーバー右側面はM4カービンのフォルムを残している
ETU&MODFETが標準装備されており、セミ、フルに加えて、トリガーを10秒間引き続けることでフルオートが3点射バーストモードになる
ETU&MOEFETの切れのよさをダイレクトに体感できるストレートタイプトリガーが標準装備されている
チャージングハンドルは左右両方から操作可能なビッグラッチタイプ。見た目にもアグレッシブさが強調されている
フィンガーチャンネルがオミットされてスリム化されたGOGピストルグリップV1は、手の小さい方でも握りやすい
マガジンに合わせてマガジンハウジングは専用デザインとなり、マガジンキャッチは利き手を選ばないセンターレバー式を採用
ストックチューブ内にバッテリー収納スペースが設けられている。推奨バッテリーは7.4V 800mAhリポバッテリーとなっている
フロントサイト同様、リアサイトもロープロファイル・コンパクトなフリップアップタイプが付属。光学機器との相性もいい
高い命中精度を生み出すロータリー式ホップアップチャンバーと2点支持タイプのホップアップラバーを標準装備
コンパクトなARP9に適したワイヤータイプのGOS-V5PDWストック。ストックチューブ中央にあるリリースレバーがあり、2段階に伸縮可能。バットプレートはミニマリストタイプながら構えやすい
9mmタイプのマガジンは装弾数300発の多弾タイプ。60発ノーマルマガジンがオプションで用意されている
TEXT:毛野ブースカ
撮影協力:ASTREA