2019/10/02
E&C「M4 13インチ SMR MK8&MK4 電動ガン」製品レビュー
鬼才ガイズリーのコンプリートM4が電動ガンで登場
▲M4 13インチ SMR MK8
●進化し続けるM4カービン
AR15のトリガーシステムの開発から始まったガイズリーはペンシルベニア州ノースウェールズに拠点を置くメーカーだ。高度な機械加工技術と代表のビル・ガイズリーの造詣の深さから、近年の熾烈なM4カスタム競争の中でも頭ひとつ飛び抜けている。
特にSMR(Super Modular Rail)ハンドガードは各種インターフェイススロットが用意され、Mk1からMk16まで用途に合わせて選択することが可能。中でもSMR MK4やMK8は2017年に発表されたUSASOCの新型アッパーURG-1のプロトタイプにも使われたり、有名なところではトラビス・ヘイリーのJACKカービンにも採用されていたほどだ。
基本的なデザインが同一であるSMRは用途に合わせて選べるように細かく分けられている。MK8はトップレール以外はすべてM-LOKとなっている最軽量モデルだ
MK4は先端にショートレールが付属しており、ウェポンライトやレーザーなどを搭載可能。またTORYタイプのサイトやA2ハイダーがチョイスされている
SLストックは人気の高いマグプルタイプ。小型ながらもバットプレートは充分な大きさがあり確実に肩にフィットする
●細かい配慮が施された完成度の高いトイガン
E&C製品のAR系はコストパフォーマンスに優れたモデルをリリースしている。パーツを用意してカスタムするのもエアガンの楽しみだが、組み合わせなどで苦労する必要のないコンプリートガンはそれだけで魅力的だ。海外製電動ガンながら標準的なバージョン2準拠のギアボックスを装備し、内部パーツも汎用品が使用可能なため、調整、カスタム、修理は容易に行なえる。ストックパイプ内にバッテリーを収納するなど、スマートなスタイルを維持する工夫もされている。
オーバーサイズのグリップは握りやすく、表面のテクスチャーが理想的で快適なシューティングフォームを産む
ミニマムなバッテリースペースは小型のリポバッテリーに対応している
装弾数300発と充分な容量を持つマグプルスタイルの樹脂製マガジンを標準装備
Geissele SMRシリーズはムダがなく、カスタムもしやすいモデルなので、海外製電動ガンを初めて手にする方にもお薦めできる電動ガンだ。
▲M4 13インチ SMR MK4
DATA
- 全長:800mm/880mm(ストック伸張時)
- 重量:2,680g(MK8)/2,725g(MK4)
- 装弾数:300発
- 価格:オープン
- お問い合わせ先:キンワ
e-mail:sales@kinwa-co.jp
TEXT:IRON SIGHT
この記事は月刊アームズマガジン2019年11月号 P.89より抜粋・再編集したものです。