2019/09/25
VECTOR OPTICS RECOMMEND RIFLE SCOPE
実銃用光学機器をエアガンに!
VECTOR OPTICSの特徴とは!?
VECTOR OPTICS の光学機器がサバイバルゲーマーを中心に人気を集めている。豊富なバリエーションと実銃用ながら常識を覆すハイコストパフォーマンスが人気の秘訣のようだ。ここではフラッグシップモデル「Continental 1-6×24」と人気モデル「Forester 1-5×24IR」をフィーチャー。VECTOR OPTICS の特徴に迫ってみた。
Continental 1-6×24
最近トレンドの1倍からズームできるショートスコープは、1倍で覗いた時にそのスコープの実力がわかる。VECTOR OPTICSの「Continental 1-6×24」は限りなく1倍に近いクリアでワイドな視界を提供。センターのドットのみが光る「Germany #4」レティクルを採用。重量は480gと同クラスの中では軽量な部類に入る。ハイエンドモデルながら低価格を実現している。
- 倍率:1~6倍
- 重量:480g
- チューブ径:30mm
- 価格:¥45,000
ここで紹介するContinental 1-6×24 にはヴェクターオプティクス公式流通モデル限定のクイックエレベーションノブが付属する。距離に応じた素早いレティクル調整が可能になる。ドットの輝度は6段階で、各段階の間にオフポジションがあるので、素早く消灯でき、消し忘れも防止できる
VECTOR OPTICS「30mmワンピースオフセットロングピカティニーマウント」(¥3,000)を介してM4カービンにマウントしてみた
アイレリーフがしっかり確保されているので(長さ97mm)セッティングしやすい
Forester 1-5×24IR
VECTOR OPTICSの名を広めた製品と言えばこの「Forester 1-5×24IR」だろう。ケラレの少ない視界と、低倍率・イルミネーションレクティクル仕様ながら低価格を実現している。人気を裏付けるコストパフォーマンスに優れた製品だ。
- 倍率:1~5倍
- 重量:415g
- チューブ径:30mm
- 価格:¥19,500
1倍&4倍の視界チェック
VILLAGE2のシューティングレンジを使って両モデルの1倍と4倍時の視界をチェックしてみた。BDUを着せた等身大トルソまでの距離は約20m、奥の森までは約50m。カメラの焦点距離は50mm、露出時間は1/250。倍率ごとに露出は変えないで撮影した
x1倍 Continental 1-6×24
草木のコントラストがはっきりしており、レンズの周囲の歪みも少なく広視界だ。レティクルの中心に光るドットは晴れた日中でも充分な光量を確保している
x4倍 Continental 1-6×24
迷彩のパターンはもちろん、1倍時と周囲の色味がまったく変化がない。つまりF値(レンズを通して写る像の明るさ)が変わらないということだ
x1倍 Forester 1-5×24IR 1倍
全体的に視界は明るく、森の奥まではっきり見渡せる。周辺にやや歪みが生じているが、実用上は問題ない。レティクルは精細で狙いやすい
x4倍 Forester 1-5×24IR 4倍
1倍時とContinental 1-6×24の4倍と比べると視界が暗くなっているのがわかる。カメラ側の露出は変えていないので、これはレンズの特性だと言える
■製品のお問い合わせ先
ヴェクターオプティクス
TEXT:毛野ブースカ
撮影協力:VILLAGE2
この記事は月刊アームズマガジン2019年10月号 P.115より抜粋・再編集したものです。