2019/08/17
HFC「フリントロックピストルガスガン フェイクウッドVer.」製品レビュー
古式ゆかしいフリントロックピストルがガスガンで登場
●新旧融合したガスガン
エアガン化される銃といえば20世紀に入ってから作られたものがほとんど。特に20世紀以前に作られた銃は、コルトSAAやウインチェスターM73など現代でも生き残っている銃以外はほとんどエアガン化されることはない。そんな中、HFCはさらに前時代に誕生したフリントロック式のピストルをガスガンで再現した。
実銃は1発ずつ弾と火薬をマズルから込める単発式だが、HFCのフリントロックピストルはバレル下にチューブ式マガジンが設けられている。弾と火薬をバレルに込める以外の操作方法は実銃に準拠しており、ハンマーをコックし、ハンマーの前にあるフリズンを閉じるとBB弾がチャンバーに装填され、トリガーを引くとハンマーが倒れると弾が発射され、フリズンが跳ね上がる。トリガーを引くだけで連射できると興醒めだが、これなら実銃の雰囲気が味わえる。
実銃では火薬と弾を込める際に使用するロッド部分にチューブ型マガジンが設けられている。装弾数は21発
発射手順はハンマーを起してフリズンを後方に倒す
トリガーを引くとハンマーがダウン、BB弾が発射されてフリズンが跳ね上がる
●ゴールドとシルバーの2色をラインアップ
フリントロックピストルと聞いて思い浮かべるような外観となっており、バレルやトリガーガード、サイドプレートなどにはエングレービングが施されている。高級感のある雰囲気が漂う。チューブ式マガジンの装弾数は21発。グリップ内にガスタンクが設けられている。色はゴールドとシルバーの2色が用意されている。
バレルにはエングレービングが施されており、マズルはラッパ型となっている。フロントサイトは付属していない
グリップボトムを外すとガス注入口とガスタンクが現れる
巻物の地図をモチーフにした取扱説明書とフラスコ型のBB弾入れが付属している
異色のガスガンであるHFCのフリントロックピストル。サバゲで対決ゲームをやってみると面白いかもしれない。
DATA
- 全 長:415mm
- 重 量:1,200g
- 装弾数:21発
- 価 格:ゴールド¥25,000、シルバー¥22,000
- お問い合わせ先:セキトー
TEXT:毛野ブースカ
この記事は月刊アームズマガジン2019年9月号 P.92より抜粋・再編集したものです。