カスタムは誰でもできる!
初心者向けドレスアップポイントを徹底解説
カスタムと聞くと難しいものと思われがちだが、実際にはそれほど難しくはない。今回は、毛野ブースカの指導のもと、今までカスタムしたことがない夏川いづみさんに彼女が所有する電動ガン(東京マルイG36Cプラス)のドレスアップに挑戦してもらった。内部分解はせず、使用するカスタムパーツはどれも加工なしで装着するものを選んだ。
夏川いづみ
ラウンドガール、モデル、グラビアと多岐にわたって活躍するマルチタレント。幼少期から様々なスポーツに挑戦してきたため、運動神経はバツグン。
●使用するベースガン
夏川さんが所有する東京マルイのG36Cプラスは、電動ガンスタンダードタイプに「PLUS」システム(=FET回路)を搭載し、同社のMS・Li-Poバッテリーに対応。新規のKACタイプ・フリップアップフロント&リアサイトが装着され、表面はブラックの塗装仕上げが導入されて質感が向上している。今回は拡張性を高めるためにハンドガードとマガジンハウジング、ストックを交換して、プリズムスコープを搭載することにした
●使用するカスタムパーツ
東京マルイG36C用として発売されている「S&T G36用M4マガジンアダプター」「S&T G36用 M4ストックアダプター 」「S&T G36C MLOKタイプ ハンドガードBK(東京マルイ用)」を中心に、M4用バッファーチューブ、PTS製の各種カスタムパーツ、ノーベルアームズのABSOLUTE MPS1プリズムスコープを揃えた
●使用する工具
使用するカスタムパーツや銃本体から外すパーツに応じた工具を用意しなければならない。今回はプラスドライバー、マイナスドライバー、六角レンチ、さらにプリズムスコープのマウントベース交換用としてトルクスレンチを用意した
マイナスドライバーはフォアグリップに使われているマイナスネジの着脱に用いる
バッファーチューブを固定するためのネジを回すために先端の長いプラスドライバーを用意した
エアガンで多用されているのが六角レンチ。アクセサリーレールに使われている六角ネジを回すのに用いる
トルクスレンチは一見すると六角レンチのように見えるが、先端が星形になっている
ハンドガードを外す
M-LOKハンドガードに交換するためにはハンドガードを外さなければならない。G36Cの場合、バッテリー接続時にハンドガードの着脱が必要なため、それと同じ要領で外す。まずはハンドガードを固定しているピンを抜く
ピンが抜けたらそのままハンドガードを前方に引き抜く
フラッシュハイダーを外す
今回はサイレンサーを装着するので、ハンドガードを外したついでにフラッシュハイダーを外しておこう。フラッシュハイダーを外すには、下側にある小さなイモネジを緩める必要がある
六角レンチを用いてイモネジを緩める
イモネジを緩めたらマズルが14mm逆ネジ仕様なので、正面から見て右方向にフラッシュハイダーを回す
フラッシュハイダーを外したところ。装着する場合は正面から見て左方向に回す
M-LOKハンドガードにアクセサリーを装着する
今回使用する「S&T G36C MLOKタイプ ハンドガードBK(東京マルイ用)」はアルミ製で左右下に4つ、斜め上に2つのM-LOKスロットが設けられている
M-LOKマウンティングシステムはハンドガード側の横長のスロットとアクセサリーレール側の2か所のロックナットが噛み合うことで固定される。共通の規格なのでM-LOKに対応しているパーツならどれでも装着できる
今回用意したPTS製のアクセサリーレールは表面がピカティニーレール規格となっており、M-LOKハンドガードにピカティニーレール規格のアクセサリーを装着したい場合に用いる
アクセサリーレールの裏面にあるロックナットを左に回す(ロックナットは水平方向なる)と外れて、右に回す(ロックナットが垂直方向なる)と固定される仕組みだ。さらに2か所のロックナットの中間にある長方形のモールドがスロットにはまることでズレるのを防ぐ
アクセサリーレールをハンドガードに装着する前に前後のロックナットを緩めて、ロックナットをある程度出しておく
ロックナットが水平方向になっていること確認してからハンドガード側のスリットにアクセサリーレールを装着する
六角レンチを使ってロックナットを締め込んでいく。片側が固定できたらもう一方のロックナットを固定する。締め込みにくい場合は先に締め込んだほうを少し緩め、アクセサリーレールを浮かせてロックナットを噛み込ませよう
M-LOKの裏側を見たところ。ロックナットが90度回転して固定され、さらに横長のモールドがスリットにはまっているのがわかる
M-LOKハンドガードにアクセサリーレールを装着したところ。ロックナットが垂直方向で固定されて締め込まれていく感触を掴めるようになれば作業が早くなる。そのためにはロックナットをある程度出して、少しアクセサリーレールを持ち上げながら作業するのがポイントだ
フォアグリップの装着
銃を安定して構えるためにフォアグリップを装着する。今回用意したのはPTSのEPF-Cだ
マイナスドライバーでネジを緩めて反対側にあるレールを挟み込むためのパーツを外す
ネジがアクセサリーレール側の溝に通せるように位置を確認し、反対側のパーツとナットを抑えながらネジを締め込んでいく
さらに左斜め上にアクセサリーレールを追加してウェポンマウントライト(ストリームライトTLR RM1)を装着した
M-LOKハンドガードの装着は純正ハンドガードと同じ手順で行える。前方から被せるようにハンドガードを差し込む
M-LOKハンドガードに付属しているネジで固定すれば完成だ。これで拡張性が一気に高まった
マガジンハウジングの交換
G36C系のマガジンに比べてバリエーションが豊富で、マガジンポーチの種類が多い電動ガンM4系のマガジンが使える「S&T G36用M4マガジンアダプター」に交換する
マガジンハウジングを固定しているナットを外しフレームロックピンを抜くために、右側になる六角ボルトを外す
六角ボルトが外れたらフレームロックピンを左側に抜く
マガジンキャッチレバーを押しながらハウジングの後部を下に回転させて外す
外したのとは逆の手順でM4マガジンアダプターを装着する。フレームロックピンは回転しないようにピン側に凸、アダプター(ハウジング)側に凹があり、それらを一致させないと押し込めないので注意する
M4用マガジン(PTSのEPM)を装着してみたところ。純正のマガジンキャッチが使えなくなり、マガジンキャッチの位置が変わるものの、マガジンとマガジンポーチの選択肢は増える
ストックを外す
ストックを交換するためには純正のストックを外さなければならない。まずストックを折り畳み、レシーバー側のストック基部にあるストックシャフトストッパーのイモネジを緩める
ストックを展開・固定してからストックシャフトを下に抜く
ロックボタンを解除すればストックが外れる
M4ストックアダプターの装着
M4系のストックを装着するために「S&T G36用 M4ストックアダプター」と電動ガン用のバッファーチューブを用意した
まずはストックアダプターにバッファーチューブを固定する。固定するためには専用の長いネジが必要となるため、バッファーチューブに同梱されているか確認する
バッファーチューブを固定するネジはバッファーチューブの奥にあるので、先の長いドライバーを用意しておくと作業しやすい
ストックアダプターにバッファーチューブを固定したところ
バッファーチューブにストックを装着する。今回はPTSのEPS-Cをチョイスした
分解とは逆の手順でストックアダプターを本体に装着する。純正のストックは伸縮できないが、これで伸縮できるようになった。さらにストックの種類も選べる
プリズムスコープの装着
ノーベルアームズの「ABSOLUTE MPS1プリズムスコープ」は倍率1倍、コンパクトなボディながら明るく広視界なのが特徴。イルミネーション機能が付属しており、約5分間動作がないと自動で消灯し、動作が検知されると自動で点灯する
G36CプラスはKACタイプのリアサイト一体型のマウントレールが付属しているので、カンチレバーやライザープレートを外してもっとも低い状態にして装着する
構えてみてアイレリーフが正しい位置で狙えるかどうか確認する
完成!!
PLUSシステムによる優れた実射性能はそのままに、MLOKハンドガードやM4系のストックとマガジンを装着したことでモダンなスタイルに。さらに汎用性も高まったことでシチュエーションに応じてカスタムしやすくなった
伸縮可能なM4系ストックとフォアグリップを装着したことで構えやすくなった。倍率1倍のプリズムスコープはドットサイトのように素早く正確にサイティングできる。サイレンサーはPTSのGP5 Direct Thread Suppressorをチョイスした。カスタムガンの出来映えに夏川さんご満悦!
この記事は月刊アームズマガジン2026年10月号に掲載されたものです。
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