2019/07/12
LittleArmory M4A1タイプ2.0を作ろう!
1/12銃火器プラキット「リトルアーモリー」の記念すべき第1作目であり、ベストセラーとなった「M4A1タイプ」のリニューアル版「M4A1タイプ2.0」がラインアップした。完全新規金型によるパーツはよりシャープさを増し、オプションも一新されるなど意欲的な製品内容となっている。そこで今回の作例では初心にかえりすべて筆塗りで仕上げてみたので、ご覧いただきたい。
LittleArmory M4A1タイプ2.0
●発売元/トミーテック
●価格/¥1,400
※「figma 朝戸未世」およびM9銃剣は別売です。
パーツの処理
ピカティニーレールのパーティングラインを0.5mm幅のタガネで処理しておく
筆で重ね塗りする
今回は筆塗りで仕上げる。Mr.カラーなどラッカー系の塗料で筆塗りする場合、最初はスミ入れ用ぐらいまで希釈しておくといいだろう
筆塗りの際、塗面が乾かないうちに重ね塗りすると剥げたり荒れたりしてしまう。塗面のムラは気にせず1工程ごとに乾燥させつつ重ね塗りしよう。また、筆の運びは1工程1方向にすること
マガジンを塗る。メタリック色の場合も同じで、最初はムラになっても気にしない(画像・左)。乾燥→重ね塗りを数回繰り返すことできれいに仕上がる(画像・右)
乾燥後スミ入れ塗料でウォッシングし、ディテールのメリハリを付ける
レーザーサイトの塗装
レーザーサイトにダークイエローを塗る。暗色パーツに明るい塗料を乗せる場合、根気よく塗り重ねる必要がある。薄く希釈した塗料で重ね塗りすることで、ディテールをつぶさずに隠蔽できる
ダークイエローで塗装後、ダークグリーンでスミ入れして印象をカーキに寄せた。スミ入れ塗料の色によって全体の印象が変化するので、色々試してほしい
銀タッチで仕上げ
最後に参考資料を見ながら擦れやすいエッジ部分など随所に銀タッチを加えたら完成
完成!
完成した作例。TYPE2.0は全体的にリファインされ、シャープなディテールを楽しめる。レーザーサイトはAN/PEQ-15、ドットサイトはAimpointComp M4を再現
先月ご紹介した「M9&M93Rタイプ」に付属のM9銃剣を着剣してみた
付属のスペアマガジンや展開状態のストック、キャリングハンドルなども仕上げてみた
ドットサイトのレンズはシルバーを下地にクリアーを吹き、色ノ源シアン+マゼンタを上塗りして表現(いずれもMr.カラー)
塗装レシピ
- 銃本体=アルマイトブラック(Mr.リトルアーモリーカラー)
- バレル、マガジン、バイポッドの足=メタリックグレイ(タミヤラッカー)+タミヤスミ入れ用ブラックでウォッシング
- グリップ=無塗装(チェッカー部にタミヤスミ入れ用ダークグレイ)
- レーザーサイト=イエローFS33531イスラエル砂漠迷彩色(Mr.カラー)+ダークグリーン(タミヤエナメル)でウォッシング
製作・文/國谷忠伸
(c)TOMYTEC
この記事は月刊アームズマガジン2019年8月号 P.142~143より抜粋・再編集したものです。