2019/04/02
リトルアーモリー figma 豊崎恵那の89式5.56mm小銃折曲銃床式を作ろう!
トミーテックの1/12銃火器模型「LittleArmory(リトルアーモリー)」と一緒に楽しめるアクションフィギュア第4弾「figma 豊崎恵那」がついに発売された。今月はこの製品に付属する「89式5.56mm小銃折曲銃床式」のキットを、本誌冒頭の特集で見られたような「使い込まれた89式」のイメージで仕上げてみよう。
figma 豊崎恵那
- 発売元/トミーテック
- 価格/ ¥7,452
未来の自衛官育成を目的として設立された教育機関「国立朝霧高校」普通科の1年生、豊崎恵那をfigma化。ふゆの春秋氏の描くイラストを基に、現役自衛官の姉に憧れ、真面目な彼女の雰囲気が見事に再現されている
塗装レシピ
- グリップ、ハンドガード、ストック等樹脂部品=つや消し黒
- 金属部品下塗り=シルバー
- レシーバー、ハンドガード金属部上塗り=クリアー+リトルアーモリーカラーアルマイトブラック+陸上自衛隊戦車色OD色(重ね具合で濃淡を付けている)
- バレル周り上塗り=リトルアーモリーカラーパーカーガンメタリック
- フラッシュハイダー、バイポッド、銃剣、マガジン、ストックパイプ上塗り=ブラック(重ね具合で濃淡を付けている)
- ※塗料はいずれもGSIクレオスMr.カラー
ディテールアップ
ディテールが省略されていたバットプレートの「X」(滑り止め)のディテールを追加する。写真のように溶剤で少しゆるめたタミヤパテを面相筆で盛り付け、デザインナイフで縁を削って整形した
塗装で金属感を出す
今月の陸上自衛隊特集に掲載されている89式のような金属感を再現してみよう。まずはレシーバーなど金属部分にシルバーを下塗りしておく
上塗りの塗料はクリアーを混ぜて透明度を上げ、下地のシルバーの透け具合を見ながら重ね塗りする。これにより、仕上がり時に金属の質感を出せる
エッジを中心にタミヤエナメルのシルバーをドライブラシして、金属感を強調する。また、部分的にシルバーを面相筆でチッピング(直接傷を描きこむ)してみた
全体につや消しクリアーのトップコートを吹いた後、タミヤスミ入れ塗料の黒でウォッシングして、メリハリを付けて終了
完成
作例では下地をシルバーにすることで金属感を出し、塗り重ね具合で微妙な質感の違いを演出。所々に塗装剥がれを描き込み、使い込まれた雰囲気に。バットプレートに追加された滑り止めのディテールもご確認いただきたい
バイポッドは展開/折畳の選択式で20発弾倉、銃剣が付属。9mm拳銃もセットされている
「figma 朝戸未世/椎名六花/照安鞠亜」(写真右)との揃い踏み。組み合わせていろいろなシーンを再現したい!
製作・文/國谷忠伸
(c)TOMYTEC
この記事は2019年5月号 P.158~159より抜粋・再編集したものです。