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2019/03/13

リトルアーモリー AT4タイプ2.0を作ろう!

 

丁寧なデカール作業が仕上がりを変える!

 

リトルアーモリー AT4タイプ2.0を作ろう!

 

1/12銃火器プラキット「リトルアーモリー」のAT4が、このほどリニューアル。本体に貼り付けるコーションマーク等が紙製シールから水転写デカールに変更され、追従性や密着性の点で紙シールよりもシャープな仕上がりを得られるようになった。ただし、貼り方には少々コツがいるので、今月は水転写デカールのきれいな貼り方をメインにご紹介する。なお、塗装解説は省略しているが、ツヤ消し表面の上にデカールを貼るとシルバリング(白っぽくなること)のリスクがあるので、それを防ぐためツヤありで塗装。デカール貼付後にツヤ消しコートを吹いてツヤを調整している。

 

リトルアーモリー AT4タイプ2.0を作ろう!

2種類の照準器(展開/収納)に加え折り畳みグリップやショルダーレスト、マズル、ノズルなど複数の選択式パーツから、好きな形態を選べる。84mm砲弾も付属

 

リトルアーモリー AT4タイプ2.0を作ろう!

AT4はスウェーデンで開発され、米軍もM136として採用した使い捨て式の個人携行対戦車弾(84mm無反動砲)。今回はfigma 照安鞠亜に構えてもらった

 

LittleArmory AT4 タイプ2.0

  • 発売元:トミーテック
  • 価格:¥1,620

※「 figma 朝戸未世/照安鞠亜」およびM4A1 SOPMOD BLOCK2タイプは別売です。

 

リトルアーモリー公式HPはこちら

 

塗装レシピ

  • 本体=カーキグリーン、つや消し黒※いずれもGSIクレオスMr.カラー
  • 本体ウォッシング=ダークブラウン(グリーン部分)、グレイ(黒部分)※いずれもタミヤスミ入れ塗料
  • 砲弾=シルバー(タミヤラッカー)、チタンゴールド(タミヤアクリル)
  • 砲弾先端=カッパー(Mr.メタルカラー)

 

使用ツール&マテリアル

 

リトルアーモリー AT4タイプ2.0を作ろう!

デカールを貼るために使用した道具。上から塗料皿(水入れ用)、ポリ筆(余分な水を吸い取り圧着するために使用)、細筆(デカールの位置決め用)

 

リトルアーモリー AT4タイプ2.0を作ろう!

デカールはやや糊が弱めなので、Mr.マークソフター&マークセッターを用意しておくと作業しやすい

 

水転写デカールをきれいに貼る

 

リトルアーモリー AT4タイプ2.0を作ろう!

付属デカールの余白は少ないが、ベルト用などは事前にギリギリまで余白をカットしておこう。モールドからはみ出すと馴染ませるための作業が増えてしまう

 

リトルアーモリー AT4タイプ2.0を作ろう!

デカール貼りは基本的に塗装作業後に行なう。まずはデカールをピンセットでつまみ、水に浸す。長く浸しすぎると糊が落ちてしまうので注意

 

リトルアーモリー AT4タイプ2.0を作ろう!

水を含んだらすぐに引き上げ、折りたたんだティッシュなどで余分な水を吸い取っておく

 

リトルアーモリー AT4タイプ2.0を作ろう!

デカールが台紙の上で動くようになったら、筆で所定の位置に滑らせるように移動する

 

リトルアーモリー AT4タイプ2.0を作ろう!

ポリ筆(綿棒でもOK)で押さえて水を抜き圧着する。デカールの中心から外側に押し出すようにポリ筆を転がすとよい

 

リトルアーモリー AT4タイプ2.0を作ろう!

デカールを貼ってみたところ、指し示した部分はモールドの段差にデカールが馴染んでいない

 

リトルアーモリー AT4タイプ2.0を作ろう!

そこでマークソフターを少量塗布して馴染ませる。糊が弱いと感じたらマークセッターを使う(こちらにも軟化成分が含まれている)

 

リトルアーモリー AT4タイプ2.0を作ろう!

マークソフターでデカールが柔らかくなったら少し水を含ませたポリ筆で押さえて馴染ませる。あくまでもそっと行なうこと

 

リトルアーモリー AT4タイプ2.0を作ろう!

モールドのキワを押さえるのにポリ筆は便利。モールドに馴染ませるには蒸しタオルで押さえる方法も使える(火傷に注意)

 

リトルアーモリー AT4タイプ2.0を作ろう!

デカールが完全に乾燥したらMr.プレミアムトップコート(つや消し)でコートして保護&ツヤ調整を行なう。後、エナメル系塗料でウォッシングしたら完成だ。デカールがしっかり本体の凹凸に馴染み、リアルな仕上がりに。コーションマークの細かな英文が兵器らしい雰囲気を醸し出している

 

リトルアーモリー AT4タイプ2.0を作ろう!

 

(c)TOMYTEC

 

製作・文/國谷忠伸

 


この記事は2019年4月号 P.136~137より抜粋・再編集したものです。

 

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