エアガン

2026/02/02

ドットサイト&ショートスコープ セットアップマニュアル

 

M4ユーザー必見! 様々なセットアップの違いとは?

 

 命中精度を上げるためには銃本体の性能アップもさることながら正確に照準することも重要なポイントである。そこで必要になってくるのがライフルスコープやドットサイトなどの光学機器だ。光学機器の特徴を理解して正しく装着すれば正確な照準が可能になり命中精度が上がる。ここではドットサイトとショートスコープの装着方法を解説する。

 

▶ドットサイトの装着方法

 

 ドットサイトは無倍率のレンズの中央に光る赤い点(ドット)をターゲットに重ねてサイティングする。現在はチューブタイプ&ビルトインマウントタイプとシングルレンズタイプが主流だ。

 

ドットサイトの装着方法
写真左はシングルレンズタイプのSightmark「Ultra Shot R-Spec Reflex Sight BK」。写真中・右はチューブタイプ&ビルトインマウントタイプのノーベルアームズ「SURE HIT ARS」、同「COMBAT T1 EVO」

 

ドットサイトの装着方法
ビルトインマウントタイプの中でもT1タイプは高さの異なるマウントベース/ライザーマウントが別売されている。写真左からPTS「Unity Tactical Fast MicroMount」、ノーベルアームズ「Hi-Mount T1 & EVO Height Riser Mount」、同「Hi-Mount T1 & EVO Lower 1/3 Co-witness Riser Mount」、同「Hi-Mount T1 & EVO Absolute Co-witness Riser Mount」

 

ドットサイトの装着方法
さらに近年トレンドとなっているのがシングルレンズのマイクロドットタイプだ。チューブタイプに比べてコンパクトなのが特徴。ビルトインマウントタイプがほとんど。写真はノーベルアームズの「ABSOLUTE PRO」

 

ドットサイトの装着方法
ホロサイトやマイクロドットサイトの高さを上げたい場合に便利なのがライザーマウントだ。上面にピカティニーレールが設けられており、ドットサイトがそのまま載せられる。写真はノーベルアームズの「タクティカルライザー」

 

▶マウントの高さによるセッティング比較

 

マウントの高さによるセッティング比較
それぞれのマウントベース/ライザーマウントの高さを比較してみよう。まずはノーベルアームズの「Hi-Mount T1 & EVO Absolute Co-witness Riser Mount」。オープンサイトとドットの位置がほぼ同じ高さ(29mm)になるので、オープンサイトで狙っている感覚に近い

 

マウントの高さによるセッティング比較
次にノーベルアームズの「Hi-Mount T1 & EVO Lower1/3 Co-witness Riser Mount」を装着したところ。M4カービン用マウントとしては一般的な高さ(37mm)。ドットがオープンサイトよりやや高い位置にくる。自然に素早く狙える

 

マウントの高さによるセッティング比較
ノーベルアームズの「Hi-Mount T1 & EVO Height Riser Mount」を装着したところ。高さは41.5mmでいわゆるハイマウントの部類に属する。ゴーグルした状態でも構えやすくなり、首をあまり傾げずに素早く狙える。ただし頬付けがやや甘くなる

 

マウントの高さによるセッティング比較
アメリカ軍特殊部隊で使われているライザーマウントを再現したPTSの「Unity Tactical Fast Micro Mount」。ガスマスクやナイトビジョンの使用を前提としたマウントで、高さは65.5mmとかなり高くなる。CQB向けで頬付けが甘くなるので精密射撃には向かない

 

マウントの高さによるセッティング比較
ノーベルアームズの「ABSOLUTE PRO」をそのまま装着したところ。ドットサイトの位置がオープンサイトよりも低くなるので、このままではやや狙いにくい

 

マウントの高さによるセッティング比較
タクティカルライザーを介してノーベルアームズの「ABSOLUTE PRO」を装着したところ。ノーマル状態よりもかなり高くなる

 

▶マグニファイアを併用する

 

マグニファイアを併用する
ドットサイトがライフルスコープのように使えるマグニファイア。写真はビルトインマウントタイプのノーベルアームズ「マイクロ3Xタクティカルマグニファイア」(倍率3倍)

 

マグニファイアを併用する
ノーベルアームズの「マイクロ3Xタクティカルマグニファイア」は同社のドットサイトと高さが一致しており、違和感なく使用できる

 

マグニファイアを併用する
マグニファイアを装着する場合はフリップアップリアサイトを外して、ドットサイトの後ろに装着する。使わない時は写真のように右側へスイングアウトできる

 

 

▶ショートスコープの装着方法

 

 現在M4カービンなどのアサルトライフル用として人気があるのがショートスコープだ。1倍といった低倍率から4倍くらいまでズームできるものが多い。

 

ショートスコープの装着方法
写真左がノーベルアームズの「TAC ONE 12424 IR」、写真右がサイトロンジャパンの「TR-X 1.25-4.5x24 IR CQB」

 

ショートスコープの装着方法
ライフルスコープを装着するのに欠かせないのがマウントリング。1インチ用(写真左)と30mm用(写真右)がある。自分が所有するライフルスコープのチューブ径を必ず確認しよう

 

ショートスコープの装着方法
マウントリングは4つのネジで上下が固定されている。それぞれを均等に締め込むために、対角線の順番でネジを締め込んでいく。完全にネジを締め込む前に、垂直が出ているかどうかしっかり確認する

 

ショートスコープの装着方法
M4カービンにはリング部分が前後に付属するカンチレバータイプのマウントが適している。写真左はノーベルアームズの「AR-15 Hi-Mount Height」、写真右が同「タクティカルCQBマウント」

 

ショートスコープの装着方法
ノーベルアームズの「TAC ONE 12424 IR」を「タクティカルCQBマウント」を介して装着したところ。スコープの高さは標準的な25.0mm。フリップアップリアサイトとも干渉しない。どちらかといえば精密射撃に向いている

 

ショートスコープの装着方法
ノーベルアームズの「TAC ONE 12424 IR」を「AR-15 Hi-Mount Height」を介してマウントしたところ。スコープの高さは34.0mmと高くなるのでゴーグルを着用した状態や素早く狙うのには適しているが、頬付けが甘くなるので精密射撃には向かない

 

▶プリズムスコープの特徴

 

プリズムスコープの特徴

 

 プリズムスコープとは一眼レフカメラなどに使われている三角形状のプリズムを用いて光を屈折させて像をレンズに写し出している。そのためレンズの枚数を少なくすることができ、ライフルスコープに比べてコンパクトなのが特徴だ。

 

プリズムスコープの特徴
屋外のシューティングレンジでノーベルアームズの「ABSOLUTE MPS1(倍率1倍)」で20m先のターゲットを狙ったところ。ターゲットや周囲の草がはっきり視認できるうえにレンズに歪みはなく、なによりも視界が広い。また、電源を入れなくてもサイティングでき、スイッチの入れ忘れやバッテリー切れの心配がない

 

プリズムスコープの特徴
MPS1をM4カービンに装着したところ。ボディサイズはドットサイトと大差ないので違和感なく使用できる。同社のプリズムサイトに比べて長めのアイレリーフによりストックを伸ばした状態でサイティングできる

 


 

TEXT:毛野ブースカ/アームズマガジンウェブ編集部

 

この記事は月刊アームズマガジン2026年2月号に掲載されたものです。

 

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