アメリカ空軍が採用したM16のショートバージョンを再現

　無数のバリエーションを持つM16シリーズの中でも異色の存在が、アメリカ空軍が採用したコルトAR-15モデル610コマンドXM177 GAU-5/Aである。

　航空機搭乗員や基地警備兵用に採用されたこのモデルは、アメリカ陸軍が試験採用したXM177と外観はそっくりだが、細かな部分で違いがある。ちなみにXM177E2をベースにしたGAU-5/A/Aというモデルも存在する。そんなモデルをCYMA/EMGはコルトとの正式契約により電動ガンで再現。XM177E2やM653といったショートバレルモデルは電動ガンで再現されてきたがGAU-5/Aは初となる。大型のフラッシュハイダーや円筒形ハンドガード、リトラクタブルストック、マガジンキャッチ周辺にリブがないロアレシーバーなどXM177と共通のパーツが使用されている一方、バヨネットラグはオミットされている。なお、今回紹介するサンプルにはボルトフォワードアシストノブが付属しているが、実銃はアメリカ空軍のこだわりでオミットされている。

　内部には最新モデルらしく電子トリガーシステム（ETU）が内蔵されており、キレのあるトリガーフィーリングが得られる。ベトナム戦争時のアメリカ空軍のスタイルにこだわる方にぜひ手に入れていただきたい1挺だ。

CYMA/EMG
GAU-5/A フルメタルETU電動ガン

DATA

• 全長：725mm／810mm（ストック伸長時）
• 重量：2,720g
• 装弾数：330発
• 価格：￥71,500
• お問い合わせ先：UFC　e-mail:wholesale@ufc-web.com

※記事中の価格表記は掲載時点でのものであり、特に記載のない限り税込みです。また、物価や製造コストの上昇、為替レートの変動により記事中に記載の仕様、価格は予告なく変更される場合があります。あらかじめご了承ください。

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この記事は月刊アームズマガジン2026年1月号に掲載されたものです。

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