ドイツ軍が制式採用したHK416の最新版

　ドイツ軍の制式小銃であるG36が高温地帯においてポリマー樹脂製のレシーバーが軟化して命中精度の低下を引き起こす現象が発生。それを受けてドイツ軍はG36に代わる新型アサルトライフルのトライアルを実施。ヘッケラー＆コックのHK416（HK416A8）とHK433、C.G.ハーネルのMK556が残り、いったんはMK556を選定した。しかし、ヘッケラー＆コックがC.C.ハーネルのパテント侵害を訴えて提訴し、最終的にC.G.ハーネルは敗訴したが、裁判の係争中にドイツ軍はHK416A8を次期アサルトライフルとして再選定。G95（改良を経てG95A1、11インチバレル仕様がG95KA1）の制式名称を与えた。

　このHK416A8をモチーフにしたE&Cの電動ガンが電子トリガーシステムを同社オリジナルからEshooter製の電子トリガーユニット「Kestrel V2 BASIC」に変更してバージョンアップ。その他の特徴は従来モデルを踏襲。ガスレギュレーターやガスピストン、アンビコントロールレバーなどをリアルに再現。ハンドガードのヘッケラー＆コック独自の「HKey」と呼ばれるアクセサリーインターフェイスは、汎用性の高いキーモッドスロットとしており、ボディは実銃をイメージして各セクションごとに色分けされている。

E&C
H&K HK416A8 14インチ（Kestrel V2 BASIC搭載）電動ガン

DATA

• 全長：860mm／945mm（ストック伸長時）
• 重量：3,170g
• 装弾数：160発
• 価格：オープン
• お問い合わせ先：キンワ　e-mail：sales@kinwa-co.jp

※記事中の価格表記は掲載時点でのものであり、特に記載のない限り税込みです。また、物価や製造コストの上昇、為替レートの変動により記事中に記載の仕様、価格は予告なく変更される場合があります。あらかじめご了承ください。

月刊アームズマガジン2025年12月号のご購入はこちら

 

この記事は月刊アームズマガジン2025年12月号に掲載されたものです。

※当サイトで掲示している情報、文章、及び画像等の著作権は、当社及び権利を持つ情報提供者に帰属します。無断転載・複製などは著作権法違反（複製権、公衆送信権の侵害）に当たり、法令により罰せられることがございますので、ご遠慮いただきますようお願い申し上げます。