2025/08/30
購入する前に知っておきたい ライフルの選び方・買い方「ライフルの選び方」
購入する前に知っておきたい ライフルの選び方・買い方
ライフルの選び方
その1:「購入動機・使用目的を明確にする」
ライフルを購入する際「自分が欲しいと思ったライフルを購入する」のがもっとも理想的だ。しかし、ライフルの使用目的によっては選んだライフルが適さない場合もある。そこで、まずは自分がライフルを使ってどんなことをしたいのか、例えばサバイバルゲームで使いたいのか、シューティングマッチに参加したいのか、お部屋の中で撃ちたいのか、コスプレする時の小道具なのかなど、ライフルを購入する理由について明確にしておくことだ。もちろん明確な使用目的がなく単純にライフルが欲しいでも構わない。ただ、使用目的を明確にしたほうが買い直しなどのリスクは低くなる。ここでは購入動機・使用目的に応じたライフルの選び方・注意点を列挙してみた。
サバイバルゲーム
ライフルの代表的な使用目的であるサバイバルゲーム。市販されているライフルなら使えるが、例えばガスブローバックガンのように装弾数が少なかったり、ボルトアクションライフルタイプのエアコッキングガンのように連射しにくい、大きかったり重かったりして取り回しにくい、ホップアップシステムが搭載されていないことから飛距離が短いなど、サバイバルゲームで使うには不向きなライフルもある。それを認識したうえで使うのなら問題ない。しかし、そうではない場合、ホップアップシステムが搭載された電動ガンが適している。

シューティングマッチ
得点やタイムを競うシューティングマッチはハンドガンを使用するものが多いが、最近ではライフルを使用するものも増えてきている。シューティングマッチによってはハンドガンに限定されていたり、使用するライフルによって内容が変わったり、参加できるクラスがわけられている。自分が出場したいシューティングマッチのレギュレーションを確認してからライフルを選ぼう。シューティングマッチには一般的に命中精度が高く、素早く操作できるエアガンが適しているが、成績にこだわらないのならレギュレーションの範囲内で好きな銃で参加するのもありだ。

コレクション
ライフルの購入動機として、実はコレクションや自室で撃ったりするために購入している方が多いという。これこそ「自分が欲しいと思ったライフルを買う」のがベストだ。もし自室で撃つ場合は目を保護するアイプロテクションをかけて、弾が部屋中に飛び散ったり、家財道具を壊さないようにシューティングボックスを使うなど工夫しよう。撃ち終わったらチャンバーとマガジンからBB弾を抜き、電動ガンはバッテリーを外しておくことを忘れないようにする。また、保管する時はガンケースや購入時の箱に収納しよう。

コスプレアイテム
特定の映画やアニメ、TVゲームに出ている銃が欲しいという、いわば「指名買い」が多いのがコスプレアイテムとしてのライフルだ。コスプレをしてサバイバルゲームで遊ぶ以外にも撮影して楽しむ方もいる。その場合、撮影場所がサバイバルゲームフィールドであってもBB弾やバッテリー、ガスを抜いて誤射を防ぐ配慮が必要だ。また、他人に不快な思いをさせないようにライフルの正しい扱い方を身につけておこう。

その2:「こだわりポイント(選択基準)を決める」
購入動機や使用目的を明確にしたら、いよいよ機種選びとなる。機種選びの際に重要なのが「こだわりのポイント(選択基準)を決める」ことだ。例えば予算やライフルの種類・形式、実射性能(命中精度など)、使い勝手、見た目、サバイバルゲームでの装備やスタイルにあっているかなどだ。しつこいようだが、前ページで述べたように「自分が欲しいと思ったライフルを購入する」のが理想であり、最終判断は購入者が決めるべきだ。ただ、ライフルを購入したことがない初心者の場合、こだわりのポイントを決めたほうが購入しやすい。人に薦めてもらう場合もそれを提示したほうが薦めてもらいやすくなる。もちろんポイントを選ぶこと自体に迷ってしまうこともある。そうした場合はまず予算を決めて、次にライフルの種類・形式、使い勝手で選ぶのがいい。自分が納得できる、満足できる範囲内で購入しよう。
予算
初心者がライフル選択時に重視したいのが「予算」だ。予算の枠組みは個人差はあるものの高価な商品がベストとは限らない。初めての場合、銃本体の価格を3〜5万円くらいに設定するのが無難だろう。
ライフルの種類・形式
サバイバルゲームを楽しむなら電動ガンやエアコッキングガン、自室で撃って楽しむならガスブローバックガンがお薦め。もちろん予算や好みによって変わってくる。
実射性能
命中精度や飛距離などの実射性能はライフルを評価するうえで重要なポイントだ。BB弾が狙ったところに飛んで当たるのは気持ちいい。サバイバルゲームやシューティングマッチで使うなら重視したい。
使い勝手
ハンドガードやレシーバーにアクセサリーや光学機器が装着できる、マガジンキャッチやセーフティレバーが操作しやすい、取り回しやすいといった使い勝手は実際に使ってみないとわからない部分が多く、個人差も大きい。
見た目
見た目は選択基準として重要な項目だ。実銃と同じリアルな形状や色合いをしているのか、実銃とは異なるものの自分好みの形状や色合いをしているのか…見た目こそ個人によって基準がわかれる。
スタイルにあっているか
サバゲやコスプレの衣装や装備だけではなく、例えば「特殊部隊っぽい」とか「近未来的」など、その人の銃に対するイメージにあっているのかも当てはまる。理想的な1挺を手に入れるなら重視したい。
TEXT:毛野ブースカ、風見れん
撮影協力:バトルシティ
この記事は月刊アームズマガジン2025年9月号に掲載されたものです。
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