車・バイク

2025/08/15

「ないのなら作ってしまおう、ビキニカウル」写真で見ていくバイク用ビキニカウル DIY日記

 

カスタムパーツが手に入らない…

 

 カスタムしたいバイクの専用パーツを見つけることは、バイク用品店やショッピングサイトなどで探しても、バイクの年式が古くなればなるほど難しくなっている。20~30年前のバイクですら、純正パーツの供給は年々少なくなり、カスタムパーツにいたっては一部の人気車種でなければ、ますます入手しづらくなっている。

 

ビラーゴ250にビキニカウルを付けたい

 

YAMAHA XV250S Virago(1994年式)

 

 初年度登録から早30余年が経っているヤマハ・ビラーゴ250。フルノーマルの状態で今も毎日動かしており、快調そのもの。そんなビラーゴにアメリカンタイプのバイクの定番カスタムであるビキニカウルの装着をしてみようと思い立った。

 現在、販売されているホンダ・レブル1100 S Editionやカワサキ・エリミネーターSEにもヘッドライトカウルが付いているし、なんかかっこいいかなという安易な発想…。

 

購入した汎用品のビキニカウル

 

 早速、いろいろなバイクに装着できる汎用ビキニカウルを3,000円ほどで購入。

 ノーマルのままで、ヘッドライトにあてがってみる。しかし、どこに当たっているのか分からないくらい、いろんな箇所に干渉しすぎて全くポン付けできず…。

 

 

 

 とりあえず、干渉していると思われる部分をアバウトにマーキングして、リューターで削ることにした。その後、やすりでバリを取って成型していき、何度かバイクにフィッティングしてみる。

 

 

 上記のようにだいぶ削ってみたが、結局はフロントフォークとウィンカーをうまく避けることが出来ず、最終的にはこのような形状↓に落ち着いた。

 

 

ボディカラーに合わせて、塗装してみる

 

  ヤマハのホームページで確認すると、「メープルレッド」「シルキーゴールド」と記されているこの年式のボディカラー。一般的な車補修用のアクリルラッカー塗料のなかで近い色と思われるものを選んだ。合わせて、塗装する際の必需品、シリコンオフとミッチャクロン、仕上げ用のクリアカラーも揃えた。

 

 

 付属していた試し塗りシートにスプレーを吹いて、タンクと色を合わせてみたら、思ったよりも赤が濃いような感じだったので、急遽下地にシルバーを塗ってみることにした。

 

 

下地作り

 

 塗装するカウルへの塗料の食いつきをよくするために、スポンジペーパーで表面を慣らしていく。続いて、シリコンオフで塗装面の油分を取り除く。最後に塗装面の密着性を高めるために定番のミッチャクロンを使用して下地処理を完了する。

 

 

いざ、塗装!

 

 1回目の塗装はこのくらい薄くする。2回目以降、徐々に色がのってきているのが分かる。途中ムラになる場合もあるが、慌てて修復しようとせず、根気よく薄く塗装を重ねていく。

 

 

 下地のシルバーから塗っていき、メープルレッドを重ねていく。ムラもだいぶなくなったので、仕上げにクリアーを吹いて、その後コンパウンドで磨いて光沢を出した。

 

 

 当然プロの仕上がりとはいかないが、DIYとすれば及第点をいただけるのではないだろうか? 高価なパーツだとなかなか勇気がいるが、比較的安価なパーツを見つけられれば、気軽にこんなカスタムも楽しめる。

 

 みなさんもぜひチャレンジして、自分のバイクへの愛着を増してみるのはいかがでしょうか。

 

 

 

TEXT:アームズマガジンウェブ編集部

 

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