エアガン

2025/08/04

アメリカ軍のM11がオールヘビーウエイト仕様で登場「タナカ SIG P228 “M11” エボリューション2オールヘビーウエイトモデルガン」

 

アメリカ軍がM11として制式採用したP228を再現

 

タナカ SIG P228 “M11” エボリューション2オールヘビーウエイトモデルガン

 

 アメリカ軍の制式拳銃の座をベレッタ92SB-Fと争ったSIGSAUERのP226。そのショートバージョンとして1989年に登場したP228は、1962年から採用が続いていた.38スペシャル弾仕様のスミス&ウェッソンM15に代わる拳銃として1993年に「M11」の名称で制式採用された。標準サイト仕様が空軍、トリチウムサイト仕様が陸軍と海軍で採用され、細身のトリガーや表面に防錆コーティングが施されている。アメリカ陸海空軍はもとより憲兵隊や、アメリカのTVドラマ「NCIS ~ネイビー犯罪捜査班~」で一躍知られるようになったアメリカ海軍犯罪捜査局NCISにも支給されたという。世界各国の軍・法執行機関で採用されたP226と同様、M11はSIG SAUERが誇るミリタリーサービスピストルである。

 

タナカ SIG P228 “M11” エボリューション2オールヘビーウエイトモデルガン

 

 そんなM11を再現したEVO2カートリッジ仕様のモデルガンがオールヘビーウエイトで登場した。ヘビーウエイト樹脂製となったスライドは前作同様、実銃の焼き付けコーティングに近い質感を再現すべく粗めのブラスト処理を実施。前後サイトはアメリカ陸・海軍向けのトリチウムタイプとし、刻印は2011年モデルをチョイス。MADE IN GERMANYの文字やプルーフマーク、セラコート塗装のアルミ製UIDプレートも追加。さらには操作系のパーツは実銃と同じグレーカラーをセラコートで再現。

 

 

タナカ SIG P228 “M11” エボリューション2オールヘビーウエイトモデルガン
刻印は2011年モデルが選択され、一貫してドイツ製であることを示すMADE IN GERMANYの文字がスライドに、アメリカの現地法人であるSIG ARMS(当時)のアドレスがフレームに刻まれている

 

タナカ SIG P228 “M11” エボリューション2オールヘビーウエイトモデルガン
前作同様セラコート塗装が施されたアルミ製UIDコードが付属しており任意の位置に貼付することが可能。ちなみに実銃の貼付位置について規則性はなく個体によってまちまちだという

 

タナカ SIG P228 “M11” エボリューション2オールヘビーウエイトモデルガン
前後サイトは陸軍と海軍が採用した3ドットのトリチウムタイプを再現

 

タナカ SIG P228 “M11” エボリューション2オールヘビーウエイトモデルガン
一般的なP228に比べて前後の厚みが抑えられてダブルアクション時に引きやすくなったトリガー

 

タナカ SIG P228 “M11” エボリューション2オールヘビーウエイトモデルガン
トリガーやテイクダウンレバー、スライドストップ、デコッキングレバー、マガジンキャッチはセラコートで実銃のグレーカラーをイメージ

 

タナカ SIG P228 “M11” エボリューション2オールヘビーウエイトモデルガン
グリップ上部の親指の当たる部分などがスリムになって握りやすくなったグリップ

 

タナカ SIG P228 “M11” エボリューション2オールヘビーウエイトモデルガン
フレーム右側にはシリアルナンバー、プルーフマークなどに混じってU.S.M11の刻印が施されている

 

タナカ SIG P228 “M11” エボリューション2オールヘビーウエイトモデルガン
フィンガーレスト兼用のマガジンバンパーが付いたP228専用マガジンにも防錆コーティングが施されている

 

 その他の特徴は前作を踏襲しており、特殊ABS樹脂バレル、衝撃緩和のバッファーが組み込まれたリコイルスプリングガイド、ハンマーの衝撃を緩和するエラストマー製ストップが装着されている。SIG SAUER好きなら手に入れておきたい1挺だ。

 

タナカ SIG P228 “M11” エボリューション2オールヘビーウエイトモデルガン

 


 

タナカ
SIG P228 “M11” エボリューション2オールヘビーウエイトモデルガン

 

DATA

  • 全長:178mm
  • 全高:137mm
  • 全幅:37mm
  • 重量:660g(カートリッジ含まず)
  • 装弾数:13発
  • 価格:¥47,080(2025年8月中旬発売予定)
  • お問い合わせ先:タナカ

 

※記事中の価格表記は掲載時点でのものであり、特に記載のない限り税込みです。また、物価や製造コストの上昇、為替レートの変動により記事中に記載の仕様、価格は予告なく変更される場合があります。あらかじめご了承ください。

 

TEXT:毛野ブースカ/アームズマガジンウェブ編集部

 

この記事は月刊アームズマガジン2025年9月号に掲載されたものです。

 

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