エアガン

2025/06/20

コンバットオートの傑作を再現したガスブローバックガン!「KSC Cz75セカンドバージョンヘビーウエイトガスブローバックガン」

 

本誌ライターが選ぶハンドガン2025

 

IRON SIGHT・選
「『究極のコンバットオート』と呼ばれる傑作をガスブローバックガンで再現」

 

 CZ75はコンバットシューティングの始祖ジェフ・クーパーが「これが.45ACPであれば世界最高のコンバットオートである」の名言を残したことで日本中のガンマニアに知れ渡ることになった銃だ。この東欧の工業品を見事に再現しているのがKSCのこのモデルである。スリムな形状だがヘビーウエイト樹脂のお陰で重量感は抜群だ。

 

 

 CZ75をガスブローバックガン化するうえで問題になったのが、CZ75の特徴であるフレームがスライドを包み込む構造のためスライドの高さが低くコンパクトになり、ブローバックエンジンを小さくせざるを得なくなりパワー不足の原因となってしまうことだった。ところがKSCはスペースを最大限に生かしてブローバックエンジンを搭載することで迫力のあるブローバックを実現している。外観においても、ファーストモデルとセカンドモデルの細かい違いまで再現していて、コダワリの強いユーザーも納得の仕上がりだ。

 

 

セカンドバージョンはフレーム側のレール部が延長されているのが特徴だ。フレームの強度も上がっているので安心できる

 

刻印は書体に至るまで正確に再現されている。フレームの側面がフラットなのでスライドストップが大きくなくても操作性が高い

 

ダブルアクションのハンドガンだがコック&ロックが可能なのもCZ75の長所だ。セーフティーはシングルアクション時のみ機能する

 

ダミーファイアリングピンも別パーツで再現され可動もする。モデルガンのような徹底した作り込みがされている

 

マットな本体と対照的にグリップは艶のあるプラスチック製グリップを装備。滑り止めのパターンがよいアクセントになっている

 

装弾数は23発。亜鉛ダイキャスト製なのでガスの気化効率が高い。マガジンフォロアーを下げてロックしBB弾を装填する

 

スライド側はユニット化され、バレルアッシーとリコイルスプリングガイドのみのシンプルな構成。スプリングは平型でしなやかなモノだ

 

ドラム式ホップアップ機構を採用し安定した弾道を実現。調整には付属の専用アジャストツールを使用して行なう

 

 お薦めのポイントはグリップフィーリングで手によく馴染むところだ。このフィーリングのお陰で構えた時に自然と狙いをつけられる。トリガープルもダブルアクションでは適度に重く安全だが、シングルアクションでは軽くてキレとメリハリがある。実銃では9mm×19であることが唯一憚られたが、KSCのCZ75はトイガンなので口径はすべて6mmなので、私流に言うならば「これはトイガンだが世界最高のコンバットオートである」といった評価が最適ではないだろうか。

 

 


 

KSC
Cz75 セカンドバージョンヘビーウエイトガスブローバックガン

 

DATA

  • 全長:206mm
  • 重量:830g
  • 装弾数:23発
  • 価格:¥36,080
  • お問い合わせ先:KSC

 

 

※記事中の価格表記は掲載時点でのものであり、特に記載のない限り税込みです。また、物価や製造コストの上昇、為替レートの変動により記事中に記載の仕様、価格は予告なく変更される場合があります。あらかじめご了承ください。

 

TEXT:IRON SIGHT/アームズマガジンウェブ編集部

 

この記事は月刊アームズマガジン2025年6月号に掲載されたものです。

 

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