エアガン

2025/05/24

LK-53をベースにしたモダナイズドカスタム「LCTエアソフト LK-53 M-LOK電動ガン」

 

オールドスタイルのアサルトライフルにM-LOKハンドガードと20mm規格のストックベースを搭載

 

 

 LK-53をベースにしたこのモデルはオールドスクールなデザインながら最新のプラットフォームであるM-LOK規格のハンドガードと20mm規格のストックベースを融合させたモダナイズドカスタムである。LCTエアソフトといえばAKシリーズの電動ガンを代表作とし、リアルなスチールプレス製のレシーバーで定評があるメーカーだ。ここで紹介するLK-53のレシーバーもスチールプレス製で、冷んやりとした独特の質感を味わうことができる。

 

 

 フォールディングストックを展開させた状態での全長は730mmとサブマシンガンクラスのサイズ感でありながら、重量は3,600gとずっしりとしていることもこのモデルの魅力である。レシーバーの後端のフォールディングストックは20mm規格のレールが付いたストックベースに装着されており、好みのストックや使い慣れたストックへの換装も容易にできる。フロントセクションは現在の主流であるM-LOK規格のハンドガードが装着されており、M-LOK規格のアクセサリーレールやフォアグリップといったアタッチメントが装着することができ、様々なシチュエーションに対応できる柔軟性も兼ね備えている。

 

 

重量感漂うスチール製のフラッシュハイダー。フラッシュハイダー前面に刻まれた縦の溝はワイヤーカッターであり、この溝にワイヤーを当てがって撃つことでワイヤーを切断する

 

フルスチール製のガスブック部分にはフロントサイトとランヤードリングが備わっている。フロントサイトのブレードは実銃と同じ別パーツになっている

 

チャージングハンドルを操作することでダミーボルトがライブで可動する。ハンドルを溝に引っ掛けて固定した状態でホップアップの調整が可能

 

アルミCNC加工により作られたM-LOK規格のハンドガード。スリムな形状なためそのまま使用しても高いハンドリング性能が得られる

 

フロントピンを抜いてハンドガードを外すとバッテリーコンパートメントへアクセスできる。コネクターは通電効率のいいT型コネクターが採用されている

 

ホップアップ調整ダイヤルはクリック感はないものの、ほどよいテンションがかかっているため、射撃時の振動でズレるようなことはない

 

グリップと一体になった樹脂製のロアレシーバー(トリガーグループ)は実銃を思わせる高い質感。グリップ部分のサムレストの形状から分かる通り、左手で構えることは想定していない

 

H&Kのライフルやサブマシンガンに共通するドラム式リアサイトを採用。ターゲットまでの距離に応じてドラムを回転させピープの大きさを変える

 

標準装備のミニマリストなストックは左側に折り畳むことができる。この状態でもセレクター操作を行なうことができる

 

レシーバーエンドは20mm規格に対応したレールが装備されている。ストックの高さを微調整でき、好みのストックに換装できる

 

 付属のマガジンもスチールプレス製のため、質感が高く非常にリアルなだけでなく、マズル方向へカーブした形状のため、オールドガンとしての雰囲気も充分に味わうことができる。メーカー純正オプションとして装弾数140発のロングマガジンも用意されている。サバゲで使えるオールドガンを探しているプレイヤーにぜひ手に取ってもらいたい。スチールプレスのレシーバーは使い込むほど味が出るので、その過程も味わってほしい。

 

マガジンキャッチは左右のどちらからでも操作が可能なセンターレバー式とレシーバー右側にレイアウトされているボタン式の2種類がレイアウトされている。マガジンキャチボタンへはトリガーフィンガーでは届かないため、レバーを使用したほうが素早くマガジンチェンジできる

 

セレクターのポジションマークはドイツ語のSicher(安全)、Einzelfeuer(単発)、undegrenzter Feuerstoβ(全自動射撃)の頭文字を取っている。この表記のロアレシーバーをSEFトリガーグループと呼ぶ

 

オールドスタイルなフルスチール製のボディでありながら随所に最新の設計が反映されており、使い勝手が大幅に向上している。重量感のあるボディのため、ハンドガードにハンドストップを追加するカスタムをおすすめしたい

 

 


 

LCTエアソフト
LK-53 M-LOK電動ガン

 

DATA

  • 全長:523mm / 730mm(ストック展開時)
  • 重量:3,600g
  • 装弾数:100発
  • 価格:オープン
  • お問い合わせ先:プラウダ

 

 

※記事中の価格表記は掲載時点でのものであり、特に記載のない限り税込みです。また、物価や製造コストの上昇、為替レートの変動により記事中に記載の仕様、価格は予告なく変更される場合があります。あらかじめご了承ください。

 

TEXT:風見れん/アームズマガジンウェブ編集部

 

この記事は月刊アームズマガジン2025年5月号に掲載されたものです。

 

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