エアガン

2025/05/18

特殊部隊御用達のHK416Dをフルメタルで再現「S&T HK416D 10RSフルメタルG3電動ガン」

 

見てよし、撃ってよし、コスパもよし!3拍子揃ったミリタリー仕様のHK416D

 

 豊富なラインアップを誇るS&Tの最新モデルは、特殊部隊御用達のHK416Dをフルメタルで再現したものだ。実射するとギアボックス内のバネ鳴りやレシーバーのガタ付きはいっさいなく、狙いどおりの弾道で命中させる実力があることを確認できた。また、この価格帯でありながら今の時代当たり前になりつつある電子トリガーがインストールされており、セミオート射撃でのフィーリングも良好である。

 

 

 

 また、磁気センサー方式でギアの回転を制御するためギアの回転が一定になり初速の安定化につながっている。加えてバッテリーの電圧が低下すると作動を停止させる機能が備わっているため、リポバッテリーをより安全に運用できる。ハンドガードはプリミティブな20mm規格のものが搭載されているが、ミリコスの入門機として充分な外装であり、実射性能も高水準であるため、サバゲでも活躍が見込める。

 

14mm逆ネジ仕様のマズルの先端にはバードゲージタイプのフラッシュハイダーが装着されている。ガスブロック左右にはスリングを装着するためのリングが備わっている

 

金属製のハンドガードはアッパーレシーバーに食い込む形状で固定されておりアクセサリーを多く装着しても不安感は一切ない

 

金属製のフロントサイトは固定式。光学機器と併用する際には外すかハイマウントを使用することで視界を遮ることなくサイティングできる

 

レシーバー前方には「マニュアルを熟読してから使用するように」と書かれている。エアガンであっても同様に付属するマニュアルを読んでから遊ぶようにしよう。マーキング類は実銃どおりのレタリング

 

セレクターポジションはピクトグラムで表示されている。セレクターレバーはクリック感があり、発射モードの切り替えが行ないやすく、意図せず他のセレクターポジションに入ってしまうことはない

 

ダストカバーは金属製で、鮮やかな赤色のロータリー式の可変ホップアップ調整ダイヤルが採用されている

 

HKタイプのドラム式リアサイトはピープ穴が4段階設けられており距離や状況に応じて切り替える

 

左側のみビッグラッチ仕様のチャージングハンドル。アンビではないため装備やブッシュに引っかかるリスクが低減される

 

HKタイプのピストルグリップは手のひらが当たる部分に滑り止めのテクスチャーが施されている。クセのないデザインなので初めて握った方でも違和感を感じないはずだ

 

HKタイプのストックはエンドプレートとストック後端にスリングを取り付けるためのアタッチメントポイントが設けられている

 

装弾数300発のハイキャップマガジン。マガジンの側面にはHKの刻印をはじめ使用弾薬の刻印がホワイトレタリングでマーキングされている

 

バットプレートは左右どちらかにずらすことでストックから外せる。バッテリーコンパートメントはバッファーチューブ内に設けられている

 

 また、ハンドガード基部はナットで強固に固定されており握り込んでも軋むことはない。ストックを縮めた際の全長は700mmで狭い場所であっても取り回しがよいサイズ感となっておりシチュエーションを問わずハンドリングしやすい。リーズナブルでフルメタル、なおかつ電子トリガー搭載の電動ガンが欲しいユーザーに最適だ。

 

フルメタルのリアルな外装はアメリカ軍特殊部隊スタイルに適しており、フォトセッションだけでなくサバゲも楽しみたい方にこのモデルはお薦め。表面にペイントを施したい場合もリーズナブルなこのモデルなら手が出しやすいはず(毛野ブースカ)

 

リーズナブルでありながら、フルメタルな外装は高い質感の仕上がりになっている。実射性能も今回用意した電動ガンと同等以上に渡り合っており、コストパフォーマンスに最も優れているモデルであった(風見れん)

 

 


 

S&T
HK416D 10RSフルメタルG3電動ガン

 

DATA

  • 全長:700mm / 780mm(ストック伸長時)
  • 重量:3,140g
  • 装弾数:300発
  • 価格:¥41,800
  • お問い合わせ先:UFC
  • e-mail:wholesale@ufc-web.com

 

■初速(m/s)

  1発目 86.4
  2発目 87.9
  3発目 87.3
  4発目 87.3
  5発目 87.0
  6発目 86.3
  7発目 87.6
  8発目 86.1
  9発目 86.1
 10発目 86.9
 平均値……86.9m/s(0.75J)

 


 

※記事中の価格表記は掲載時点でのものであり、特に記載のない限り税込みです。また、物価や製造コストの上昇、為替レートの変動により記事中に記載の仕様、価格は予告なく変更される場合があります。あらかじめご了承ください。

 

TEXT:風見れん

 

この記事は月刊アームズマガジン2025年4月号に掲載されたものです。

 

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