エアガン

2025/04/17

あのジェームス・ボンドの愛用銃がついにガスブローバックガンで登場「マルゼン ワルサーPPK & ワルサーPP ガスブローバックガン」

 

あのジェームス・ボンドの愛用銃がついにガスブローバックガンで登場

 

 映画『007』シリーズの主人公、ジェームス・ボンドが愛用するオートマチックピストルとして知られているワルサーPPK(以下PPK)。実銃のPPKは1929年に登場したモデルPPを小型・軽量化したモデルで、1931年に登場した。マルゼンはこのジェームス・ボンドが愛用するブラックグリップのついた戦後型(1950~1960年代製)を、ガスブローバックガンで再現した。

 

 

 ワルサーとの正式契約のもと実物図面データを参考にしながらフレームやスライド、グリップを新規金型で製作。グリップの厚み幅の薄さが特徴のPPKを再現すべくフレーム内部のパーツ固定方法をPPK専用のグリップウエイトと兼用することで、パーツ点数を減らしつつ実銃に近いグリップの厚み幅を実現している。グリップ下部のランヤードリングはフレーム後部の溝に引っ掛けて固定し、かつハンマースプリングの受けも兼ねるという実銃の装着方法に近づけており、ワルサーバナーをはじめとして各部にリアルな刻印が施されている。

 

 

 

ワルサーとの正式契約によりワルサーバナーはもちろん刻印の書体に至るまでリアルに再現されている

 

スライド右側はシリアルナンバーのみですっきりしており、チャンバーにはプルーフマークが打刻されている。ワルサーのライセンス刻印はフレーム右側に施されている

 

携帯に適したロープロファイルなフロント/リアサイト。フラットなスライド上面には反射防止の波型の溝が施されている

 

スライド後方左側に設けられたセーフティ/デコッキングレバー。写真はハンマーをデコッキングした直後。レバーを戻すとトリガーも一緒に戻る

 

軍用銃として開発されたPPKの特徴のひとつであるフレーム下部のランヤードリング

 

グリップは実物図面データを参考に新規金型で製作。背面のカーブやチェッカリングの形状がリアルに再現されている

 

ワルサーバナーと弾数確認用ホールをモールドで再現したPPK専用マガジン。装弾数は18発

 

 内部メカはPPK/Sから継承されたマルゼンオリジナルのアドバンスシュートシステムを搭載。ホップアップは固定式で安定した弾道が得られる。このPPKとPPK/Sに加えてワルサーPPK三兄弟の兄貴分にあたるPPも2024年末にリリースされた。いずれも実銃同様の形状や刻印が再現されており、手のひらサイズのコンパクトオートながら小気味よいキレのあるブローバックアクションが体感でき、実射性能も申し分ない。

 

トリガーそのものがテイクダウンラッチになっており、トリガーを外してスライドを後方まで引き持ち上げるとフレームからスライドが外れる

 

ランヤードリングは実銃に近い方法で固定されている。ちなみにPPK/Sではフレーム内部にハンマースプリングが内蔵されておりグリップを外しても見えない

 

この銃の推しポイント!

小柄なボディからは想像できないほどスピーディーなブローバック。フルサイズハンドガンにはないコンパクトオートならではの魅力が詰まっている

 

マルゼン
ワルサーPPK ガスブローバックガン

 

DATA

  • 全長:158mm
  • 重量:370g
  • 装弾数:18発
  • 価格:¥14,080
  • お問い合わせ先:マルゼン

 


 

マルゼン
ワルサーPP ガスブローバックガン

 

ワルサーPPシリーズの原点とも言えるワルサーPPをガスブローバックガンで再現。このモデルをベースに、スライドとフレーム、マガジンを短くしてさらに携行性を高めたのがPPKである

 

マルゼンのワルサーPPシリーズ三兄弟を開発された年代順に上から並べてみたところ。上からPP、PPK、PPK/S。PPKは全体にコンパクトになっただけではなくグリップの左右幅も抑えられているのがわかる

 

DATA

  • 全長:173mm
  • 重量:380g
  • 装弾数:22発
  • 価格:¥15,180
  • お問い合わせ先:マルゼン

 


 

※記事中の価格表記は掲載時点でのものであり、特に記載のない限り税込みです。また、物価や製造コストの上昇、為替レートの変動により記事中に記載の仕様、価格は予告なく変更される場合があります。あらかじめご了承ください。

 

TEXT:毛野ブースカ/アームズマガジンウェブ編集部

 

この記事は月刊アームズマガジン2025年3月号に掲載されたものです。

 

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