軽機関銃の黎明期に生まれたユニークなスタイルを再現

 

　第一次世界大戦から第二次世界大戦にかけて各国で軽機関銃（LMG）が開発されたが、その後のLMGに影響を与えたモデルはドイツのMG34／MG42、アメリカのブローニングM1918（BAR）、そしてチェコスロバキアのZB26である。それらのうちMG34／MG42はベルト給弾式、BARとZB26はマガジン給弾式、MG34／MG42はショートリコイル作動方式、BARとZB26はガス圧作動方式を採用している。

 

 

　ZB26はマガジンをアッパーレシーバー上側に装填する独特なスタイルを取り入れ、着脱可能なバレルの下にガスチューブ／ガスピストンがあり、オープンボルトファイア／ティルトボルト式のボルト閉鎖機構を採用。軽量で堅牢性に優れ、イギリスのブレンなどこのスタイルを持つLMGはおしなべてZB26の影響を強く受けている。そんなLMGの傑作であるZB26をSNOW WOLFは電動ガンで再現した。
　ひと目でZB26とわかる外装は金属製。バイポッドやレシーバー左側にオフセットされたドラム式のリアサイトは実銃同様に可動。マガジン挿入口にはスライド式のダストカバーが備わり、実銃はレシーバー下部にエジェクションポートがあり下方に向けてエンプティケースがエジェクトされる。キャリングハンドルやグリップ、ショルダーレスト付きストックは実銃同様の木製となっている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

　発射ポジションは実銃同様フルオートオンリー。全長1,180mm、重量は約6,000gとLMGらしいサイズだが、左右の厚みはなくスマートな印象を受ける。構えた際に視界を遮るように装填されるマガジンは慣れが必要だが、マガジンチェンジそのものはスムーズにできる。このスタイルは意外と理に叶っているのがわかる。細部に至るまで忠実に再現されているのでコレクションアイテムとしても申し分ない。

 

 

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SNOW WOLF
ZB26 電動ガンリアルウッドver.

 

DATA

• 全長：1,180mm
• 重量：6,190g
• 装弾数：110発
• 価格：オープン
• お問い合わせ先：キンワ　e-mail：sales@kinwa-co.jp

 

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この記事は月刊アームズマガジン2025年4月号に掲載されたものです。

 

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