SHOT Show 2025 Gears & Equipments編 ギアメーカーの最新情報をピックアップ

 

CRYE PRECISION、SPIRITUS SYSTEMS、T.REX ARMS… ギアメーカーの最新情報をピックアップ

 

 ショットショーは銃器だけでなく多くの装備メーカーも参加することでも知られる。ここでは軍や法執行機関向けに製品を展示する「ローエンフォースメントコーナー」を中心に、会場でひときわ目をひいた装備メーカーのブースをご紹介しよう。

 

 

CRYE PRECISION

 

 

 CRYE PRECISIONはニューヨーク州ブルックリンにあるタクティカルアパレルギアメーカー。世界中の軍や法執行機関に製品が採用されていることでもお馴染みだ。今回は装備品カテゴリーでは目立った新製品はなかったが、戦闘服の定番となったフィールドアパレルとコンバットアパレルの新製品ともいえる「G3.5」が大きく展示されていた。

 

 

 


G3.5ユニフォーム
 今、世界的に注目されているのが「G3.5ユニフォーム」である。世界の特殊部隊隊員に愛用されるG3ユニフォームのデザインに、G4ユニフォームで採用されている機動性と快適性を高めるためのストレッチ素材の”VTX”リップストップ生地を使用している。G3と比較してG4のような細身のスタイルになっていることも特徴だろう。


 

 

SPIRITUS SYSTEMS

 

 

 アメリカの装備メーカー「SPIRITUS SYSTEMS」は、世界中の軍や法執行機関のみならず装備好きユーザーにも愛用者の多いメーカーで、ブースには多くの来場者が集まっていた。新製品としてプレートキャリアやチェストパネルなどが発表されたが、中でも新型プレートキャリアである「LV120」は注目を集めた。

 

 


LV120
 見た目にも軽量化されたことがわかるLV120は、クッション入りメッシュインナーを装備したプレートカバー、クイックリリース機能を片側に持つロープロファイル・ショルダーストラップ、ワンサイズで各サイズのプレートカバーに対応可能なテグリスで強化されたカマーバンドを採用。詳細情報はまだリリースされていないが、多くのユーザーが発売を待ちわびている。


 

 

AGILITE

 

 イスラエル国防のための装備開発を目的に創設された「AGILITE」は、世界の軍や法執行機関に製品を供給するタクティカルギアメーカー。その製品はイスラエルの軍や法執行機関で使用されて実戦に投入され、現場からのフィードバックが製品の開発と改良に生かされている。ほかにも世界の軍や法執行機関職員、民間シューターからも自社製品開発のために調査を行なうなど、柔軟な姿勢で製品開発にアプローチしている。

 

プレートキャリアは、内側にはクッションフォームを採用。ベースとなるプレートキャリアにレーザーカットや樹脂パーツを組み合わせたカマーバンドへの交換やサイドプレートカバーなども容易に装着可能だ

 

バトルベルトは、特許出願中の磁気アライメントシステムを使用してインナーベルトとアウターベルトが確実に保持できるシステムになっている

 

ARやAKのマガジンを1本収納できるだけでなく、付属の仕切りを使うことでピストルキャリバーやピストルマガジンを2本収納可能なマガジンポーチもある

 

 

SHAW CONCEPTS

 

 

 「SHAW CONCEPTS」は、2019年に創設されたタクティカルギアメーカー。創業者がアメリカ海兵隊武装偵察隊に所属していた時に感じた既存製品への不満が創設のきっかけだけに、レーザーカットを用いてほかのメーカーにはない個性的なデザインのアイテムが多いのが特徴だ。

 

ポーチやウエストパックなどのアイテムは、海兵隊偵察部隊出身メーカーということから装備の軽量化と水抜きを意識した特徴的なデザインになっている

 

プレートキャリアのARCキャリアV2は(写真左)、前後プレートカバーに各種カマーバンドを選択して組み上げる。チェストリグ(写真右)はプラカードに接続するハーネスで構成されており、どちらも軽量化が意識されたものとなっている

 

 

T.REX ARMS

 

 2013年に創業した「T.REX ARMS」は、テネシー州ナッシュビルにあるタクティカルギアメーカーだ。CVOのLucas Botkin氏の射撃動画で日本でもファンの多いメーカーである。

 

ホルスターはアウトサイド(OWB)やインサイド(IWB)含めいろいろなバリエーションがある。中にはサプレッサーを装着したままで使用可能な特殊なホルスターも

 

プロトタイプと刻印されたモデルは、同社の既製品とは違い銃本体のカバー部分が大きく、ドットサイトカバーが装備されたモデル。軍や法執行機関向けを意識したデザインだ

 

ホルスター製作から始まり現在はプレートキャリアやベルトキットなどの開発製造を行ないつつ、他メーカーの良品アイテムも販売する

 

 

HIGHCOM ARMOUR

 

 

 オハイオ州コロンバスにある「HIGHCOM ARMOUR」は、アメリカ連邦捜査機関を含めた世界の軍や法執行機関に納品実績を持つ防弾装備メーカーである。設計と開発からテストを経ての製品供給まですべて自社で行なうことから、さまざまな公的機関からのカスタムオーダーを受けている。ハードプレート、ソフトアーマー、ヘルメット、シールドなどの防弾素材製品からプレートキャリアやソフトアーマーカバーも製造するため、同社から製品を一括して納入する機関もあるとのことだ。

 

防弾シールドは、既存の長方形型だけではなく、武器を携帯して突入することを想定した特殊なモデルも開発している。K-9も人間同様に防弾装備を着用することが主流となってきている。これらはすべて顧客からのオーダーで開発されている

 

ヘルメットは軍特殊部隊が求めるヘッドセットの使用を前提としたサイドカットから、警察特殊部隊が求めるサイドの防弾面積の広いモデルまでがそろう。防弾プレートは、防弾レベルとサイズ、軽さなど数多くのモデルがあり予算と要望にあわせて納品されているという

 

 

EARMOR

 

 

 「EARMOR」は、高品質のイヤーマフやヘッドセット、エレクトリックヒヤリングプロテクション(電子聴覚保護具)のメーカーで、日本でも愛用者が多い。リーズナブルでありながら高品質な製品は、SHOT Show主催のレンジデイの参加者にも数多く愛用されていた。

 

担当者がお薦めしてくれた新製品はBluetooth対応のイヤープラグ。射撃音は小さくしつつ人の声はクリアに聞こえるスタイルは変わらず、Bluetooth対応の無線機やスマホに対応する。Bluetoothということで日本国内における電波法が気になったが、日本総代理店のMILITIVEが技適を取得して販売するとのことなので期待したい

 

 

TEXT&PHOTO:Ghost(Ghost in the Dark)

 

この記事は月刊アームズマガジン2025年4月号に掲載されたものです。

 

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