2022/12/28
台湾の最新トイガン事情を取材! 「2022 TAIWAN MOA EXHIBITION」レポート
活況を呈する台湾トイガン事情を垣間見た!
世界的にも注目される台湾の大規模トイガン&ミリタリーイベント「2022 TAIWAN MOA EXHIBITION」が、台北世界貿易センターで2022年12月2日(金)~4日(日)に開催された。一部大手メーカーが出展しないかわりに新興メーカーが増えていたのも印象的で、コロナ禍をものともせず、ますます活況を呈しているようだった。会場では興味深い製品の数々が見られたので、ご覧いただきたい。
※このページでご紹介する製品は日本の銃刀法に適合せず、日本国内では発売されないものも含まれています。
LCT AIRSOFT
MRK-VAL/LGM-VAL AEG
ロシアの特殊部隊向けアサルトライフルとして知られるAS-Valを電動ガン化したLCTが、バリエーションとしてラインアップした1挺。レシーバーやサプレッサー周りなどはステンレス削り出しとのことで、持った際の手ごたえ、質感がすばらしい。ストックも各種用意されており、容易に交換できるのが特徴。
SVDS
ドラグノフとして知られるSVDを電動ガン化しているLCTは、バリエーションとしてモダナイズド版もモデルアップ。こちらもレシーバー周りはステンレス削り出しとのことで、重厚感がすごい。
Vega Force Company
M249 GAS BLOWBACK
M249MINIMIのガスブローバックガンが本会場で初公開され話題となった。外観もメカニズムもリアルな雰囲気ながら軽々と携行できる重量で、BB弾のマガジンはフィードカバーの裏側、パワーソースは本来のマガジンのポジションに配置しているのが特徴。マシンガンのガスブロならではの実射フィーリングも気になるところだ。
XM177E2/M16A1/XM148
ベトナム戦争期のM16A1やXM177E2をガスブローバックガンに。XM148グレネードランチャーもモデルアップされる。
BOLT AIRSOFT
MP5 PDW
BOLTの電動ガンはリアルな質感と激しいリコイルショックが魅力。MP5シリーズのラインアップを拡充しつつある同社が発表したアイテムの1つがこちら。コンパクトなボディとM-LOKハンドガードが使いやすそうな1挺。
SCAR-SC
こちらはFN正式ライセンスを取得し、同社イチオシの新製品のSCAR-SC。
KTC
KT-101
新興メーカーのKTC(Kingdom Technology Co.,LTD.)が展示して注目を集めていたガスブローバックガンKT-101。ご覧のとおりKG-9をモデル化したもので、ガスブロとしてはかつてマルゼンが発売していたが、それ以来久々の製品化となるようだ。本体はスチール製で、小気味よいリコイルを楽しめた。
RA-TECH
NOVESKE N4 GAS BLOWBACK KIT
各種パーツを展開するRA-TECHは、DEVGRUが使用していることでも注目されているNOVESKE N4を再現できるキットを開発。こちらはGHKのガスブロARシステムに対応したレシーバーやハンドガードなどで構成される。
SVOBODA
M107/M200
大物の狙撃銃が並ぶSVOBODA。バレットM107はガスブローバックガン、CHEYTAC M200はガスボルトアクションで、いずれもライブカート式。スチール削り出しで重量感、質感は申し分ない。
CL Project Design
Hi-CAPA Custom
サムセーフティやスライドストップなど、オリジナルパーツでカスタムした東京マルイハイキャパのカスタム。
CZ SHADOW 2 Custom
シューティングマッチ用として人気のKJ WORKS製CZ SHADOW 2に対応するカスタムパーツや、コンプリートガンを見せていただいた。作動はスムーズなもので、トリガーフィーリングも絶妙。氏のこだわりを感じさせるものばかりだった。
ARCHWICK
B&T SPR300
もとはトイガンショップだったという新興メーカーのARCHWICK。銃身全体を覆うサプレッサーが印象的なスナイパーライフル、SPR300をVSRタイプのエアコッキングガンとしてモデル化。
B&T APC9K PRO
こちらは米軍採用のSMGとして知られるB&TのAPC9K PROをガスブローバックガンと電動ガンでモデル化。SPR300と共にB&Tの正式ライセンスを取得している。
CSI
XG8 SERIES
グロックをベースとするオリジナルデザインのガスブローバックガン。切り替えによりフルオート射撃も可能。マイクロドットサイト対応のスライドは、パーツ交換により写真のように様々なセットアップができる。
XR-6
人気の電動ガン、XR-5に続く新アイテム。SF映画の銃を思わせる各部のデザインに加え、バッテリー残量を確認できるインジケータも目をひく。
TEXT:アームズマガジンウェブ編集部
この記事は月刊アームズマガジン2023年2月号 P.26~28をもとに再編集したものです。