エアガン

2022/09/30

【全日本模型ホビーショー】東京マルイ新製品「P-90+」が初披露!!

 

東京マルイの新製品は「P-90+」

 

 2022年9月30日、東京ビッグサイトで開催された全日本模型ホビーショーにて東京マルイの次期新製品が発表された。今回は次期新製品の中から「電動ガンプラスシリーズP-90+」と「MS・Li-Poバッテリー」の特徴をレポートしよう。

 


 

東京マルイ

電動ガンプラスシリーズ

P-90+

 

 

 今回初披露となったP-90+(プラス)。P-90はすでに電動ガンスタンダードタイプでリリースされているが、電動ガンの新たなシリーズ「電動ガンプラスシリーズ」の第1弾として登場する。

 異常を検知すると作動を停止するPLUSシステム、トリガーレスポンスを向上させるモーターブレーキを搭載。バッテリーやFETの動作チェックも自動で行ない、バッテリーの異常電圧や温度(※)を検知することもできる。8時間経過するとバッテリーとの接続を自動的にカットする機能も加わり、安全性が飛躍的に向上している。

 レシーバーはP-90 TRで採用されたトリプルレール仕様が装着され、ポディは成型色からブラックの塗装仕上げとなり質感が向上。新型フラッシュハイダーが搭載され、そのスタイルは現行型のP-90を彷彿とさせる。セレクターがフルオートポジションにあればトリガーの引き具合によってセミオートになる従来型の特徴が踏襲されている。マガジンは従来のP-90シリーズ用マガジンが共用可能だ。

 パーツを変えるだけの単なるバージョンアップやマイナーチェンジに止まらない機能性と安全性を向上させた電動ガンプラスシリーズ。今後の展開が非常に楽しみだ。

 

※バッテリー温度検知機能はMS・Li-Poバッテリー使用時のみ

 

レシーバーはP-90 TRのトリプルレールタイプを搭載。従来のミニSバッテリーに加え、MS・Li-Poバッテリーにも対応している

 

従来のコンペンセイターから最新型フラッシュハイダーへ置き換わっている

 

メカボックス内のギアやピストンは強化型が採用され、従来よりも耐久性が向上している

 


 

東京マルイ

MS・Li-Poバッテリー

 

 

 今回発表された次期新製品の中で以前から告知されていた東京マルイが独自に開発を進めたリポバッテリーの詳細が公開された。この製品の魅力はなんといってもバッテリー内に各種保護回路を搭載していることであり、これはトイガン業界初の試みだ。

 リポバッテリーはニッケル水素バッテリーと比べて管理が難しく、過充電などで発火してしまうリスクなどが存在する。そのため、リポバッテリーの使用を敬遠していたユーザーも少なからずいるはずだ。

 だが、このバッテリーは以下の機能を有した保護回路を搭載している。

 

  • 過充電防止機能
  • 過放電防止機能
  • 放電過電流機能
  • 短絡保護機能搭載
  • 0ボルト充電禁止機能
  • バランス充電非対応=内蔵回路による〈セル管理〉を採用

 

 また継ぎ足し充電可能であり、ハードケースで保護されている。より安全にリポバッテリーを使用できるようにデザインされているのがわかる。電圧は7.4V、容量は1,500mAh、放電レート35Cとなっている。電動ガンのパイオニアである東京マルイらしい安全性にこだわったリポバッテリーである。

 


 

東京マルイ

MS・Li-Po バッテリーチャージャー

MS・Li-Po バッテリーチェッカー

 

 

 MS・Li-Po バッテリーの専用充電器も同時に用意される。MS・Li-Po バッテリーチャージャーは優れた充電性能に加えて各種保護機能も搭載している。急速CCCV充電(1A)により約100分で充電が完了(1,500mAh)。充電中はバッテリーの温度センサーを冠ししており、異常が発生した場合、LEDランプとブザー音で知らせてくれる。またバッテリーを保管する際に劣化を少なくする〈ストレージモード〉も搭載されている。安全性を向上させるだけでなく、保管の際も気を使ってくれるのだ。

 併せてリリースされる専用チェッカーはバッテリーの電圧を確認できるほか、充電器とバッテリーの間に接続することで充電電流、充電電圧、充電容量(※)、充電経過時間をチェックできるモニターとしても使える。

 

※充電容量は充電電流と経過時間から算出

 

MS・Li-Po セーフティバックもリリース予定。難燃性素材の二重構造で、併せて使用すればリポバッテリー充電・保管時の安全性をより高めてくれる

 


 

 他にも次世代電動ガンの新製品「URG-I 11.5インチ ブラックモデル」や「MP5SD6」など、発売が予定されている次期新製品や従来製品が陳列され、見る人を楽しませてくれた東京マルイのブース。新製品は安全性と機能性が向上し、初めてエアガンを体験する人でも楽しみやすいモデルになったと感じた。

 

新アクセサリーのマルイタクティカルドットサイトも展示

 

次世代電動ガンURG-I  11.5インチブラックモデルも会場で実際に見ることができた

 

ブース内ではVRサバイバルゲームを体験可能

 

編集部スタッフの遥と珈琲も挑戦。中間地点にあるフラッグを奪取し、敵陣まで運び込んだチームが勝利、というルールの中、激戦を繰り広げた​​​​​

 

 全日本模型ホビーショーは10/1(土)、10/2(日)に一般公開される。興味がある方はぜひ足を運んでいただければ幸いだ。また会場の様子は写真アーカイブにも掲載中。そちらもぜひチェックしていただきたい。

 

全日本模型ホビーショー写真アーカイブはこちら

 

全日本模型ホビーショーホームページはこちら

 

TEXT:アームズマガジン編集部

 

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