エアガン

2025/02/23

アメリカ軍特殊部隊で使われたM16A2のカービンバージョン「VFC コルトM16A2カービン(JP Ver.)/モデル733コマンド(JP Ver.)」

 

アメリカ軍特殊部隊で使われた非正規採用のM16A2のカービンバージョン

 

  M16は試作品を含めて無数のバリエーションが存在し、アメリカ軍以外の軍・法執行機関向けにM16A2ウェポンシステムと称したバリエーションが用意されていた。コルトM16A2カービンはA2のアッパー/ロアレシーバーにフルオートモード、14.5インチステップドバレル、円筒形ハンドガード、リトラクタブルストックが装着され、アブダビの発注により製造された通称「アブダビカービン」と呼ばれている。一方、モデル733コマンドはM16A2カービンと同様のハンドガードやストックに加えて11.5インチバレルが装着されている。M16A2カービン、モデル733コマンドともにアメリカ軍特殊部隊で使われ、1994年に制式採用されたコルトM4A1カービンの礎となった。

 

コルトM16A2カービン ガスブローバックガン(JP Ver.)

 

  VFCはこれらのモデルをコルトとの正式契約によりガスブローバックガンで再現。M16A2カービンは14.5インチステップドバレルやM4A1カービンよりも細身のハンドガード、民間仕様のロアレシーバー、A2タイプのアッパーレシーバー、4ポジションバッファーチューブ、樹脂製リトラクタブルストックを再現。

 

14.5インチステップドバレル上面には、C=コルト、MP=プルーフマーク、SS109に対応した1回転7インチ仕様のライフリングツイストであることを示す刻印が入れられている

 

コルトとの正式契約によりリアルに再現されたコルトのアドレス。発射モードはセーフ/セミオート(SEMI)/フルオート(AUTO)の軍用仕様

 

M4A1カービンに比べてやや細身のCAR-15スキニーラウンドカービンハンドガード

 

M16A2の特徴である固定式キャリングハンドルと、工具を使わずに上下左右の調整ができるリアサイト

 

ロアレシーバーにはシリアルナンバーに加えて「U.S.プロパティ」の刻印がない民間仕様のM16A2刻印が打刻されている

 

M16A2からエジェクションポート後部にケースディフレクターが追加され、フォワードアシストノブの形状がティアドロップタイプから丸形となった

 

初期のM4A1カービンにも採用された、リブが追加された樹脂製リトラクタブルストック

 

 

コルトモデル733コマンド ガスブローバックガン(JP Ver.)

 

 モデル733コマンドはA1タイプのバードケージタイプ・フラッシュハイダー、11.5インチバレル、A1タイプリアサイト、A2グリップ、2ポジションバッファーチューブが再現されている。どちらもブローバックシステムは最新のV3タイプを搭載。ハードでキレのあるブローバックアクションが体感できる。

 

ストレート形状の11.5インチバレルには下面にスリットが入っているA1タイプのフラッシュハイダーが組み合わされている

 

年式によってケースディフレクターやフォワードアシストノブがないモデルもあるようだが、VFCはA2タイプのそれらが装着されたアッパーレシーバーを再現

 

グリップは前面にフィンガーチャンネルと背面にセレーションが追加された通称A2グリップを装着

 

ストックの伸縮はM16A2カービン(左)は4段階、モデル733コマンド(右)は2段階となっている

 

リアルなコルト刻印が施されたA2タイプのロアレシーバーにA1タイプのキャリングハンドル仕様のアッパーレシーバーが組み合わされている

 


 

 

VFC
コルトM16A2カービン ガスブローバックガン(JP Ver.)

 

DATA

  • 全長:765mm / 850mm(ストック伸長時)
  • 重量:2,470g
  • 装弾数:30発
  • 価格:¥71,280
  • お問い合わせ先:VFC JAPAN

 


 

 

VFC
コルトモデル733コマンド ガスブローバックガン(JP Ver.)

 

DATA

  • 全長:685mm / 770mm(ストック伸長時)
  • 重量:2,270g
  • 装弾数:30発
  • 価格:¥65,780
  • お問い合わせ先:VFC JAPAN

 


 

※記事中の価格表記は掲載時点でのものであり、特に記載のない限り税込みです。また、物価や製造コストの上昇、為替レートの変動により記事中に記載の仕様、価格は予告なく変更される場合があります。あらかじめご了承ください。

 

TEXT:毛野ブースカ/アームズマガジンウェブ編集部

 

この記事は月刊アームズマガジン2025年2月号に掲載されたものです。

 

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