エアガン

2025/02/22

ダニエルディフェンスの正式ライセンスを受けて再現した「GHK MK18 Mod1 V3(リキッドモデル)」

 

BLOCK2仕様のCQBRをアップデートされたV3仕様で徹底再現

 

 リアルな外装と丁寧な仕上げ処理に定評のあるGHKが内部ユニットをアップデートしたことで盤石なメーカーとして進化を遂げた。新ユニットであるV3ユニットの特徴はスチール製のパーツを多用していることが挙げられる。特に可動パーツの多いガスブローバックガンにとって有意義なアップデートであり、ハードなシューティングにも充分耐えられる仕様となっている。レシーバーはコルト、ハンドガードはダニエルディフェンスの正式ライセンスを受けて再現しているため、他社製品と比較してハイクオリティな仕上がりとなっていることも特徴。眺めるだけでもこのモデルの魅力を存分に味わうことができる。

 

 

 Mk18 Mod1はアメリカ軍の特殊部隊で使用されており、多くのマニアから愛されているモデルである。ハンドガードはダニエルディフェンス社製のRIS2を採用。バレルレングスは10.3インチと取り回しやすく、オールラウンドな活躍が期待できる。実射性能を左右するインナーバレルは標準では内径6.03mmだがORGAカスタムの場合は内径6.23mmを採用しさらなる命中精度向上が図られている。

 

QDタイプのフラッシュハイダーとフリップアップフロントサイトはナイツアーマメントタイプのもので統一されている

 

ダニエルディフェンスから正式ライセンスを取得して再現されたRIS2ハンドガード。実物に近い赤みが抑えられた配色になっており再現性が非常に高い

 

 

コルトから正式ライセンスを取得してリアルな刻印が施されているレシーバー。各刻印はシャープなフォントでくっきりと刻まれている

 

セレクターポジションはセーフ(安全)、セミ(単発)、オート(連射)3種類。トリガーは一般的なアールがかった形状になっている

 

ダニエルディフェンスから正式ライセンスを取得しているためRIS2にも細やかな刻印が施されている。特に”SAVANNAH”の刻印は官品であることを意味しており、この刻印の再現はマニアには堪らない

 

ホップアップ調整ダイヤルはバレルの基部にあり、細長いドライバーのようなものを突っ込んで調整する。外からは見えにくい位置にレイアウトされているため、リアルな雰囲気を損なうことはない

 

非常にリアルなトリガーユニットはスチール製で耐久性が高い。レシーバーも肉厚であり、ブローバックの衝撃で割れてしまうリスクも軽減されている

 

実銃のリコイルバッファーが忠実に再現されていることが特徴。金属製でありながら後端はラバー製であり、ブローバックの衝撃を吸収する役割を持つ

 

作動性を優先する設計のため中央部分がエグれたデザインのボルトキャリア。エジェクションポートからは確認できない位置であるため、外観を損なっていない

 

MAGPULのPMAGを再現したマガジンの装弾数は30発。実物同様アウターシェルは樹脂で覆われている

 

 また、正規代理店のない海外製エアガンはアフターサービスが充実していないことがあり、故障した際のリスクとは常に隣り合わせであった。しかしORGA AIR SOFTが日本国内では最も古くからのGHK製品を扱ってきたことで、修理やカスタムをして長く楽しむことができるようになった。加えて同社ではGHKの製品に対して長年培ってきたノウハウを生かして、遠距離での命中精度や弾詰まりの解消を施した独自のコンプリートカスタムも積極的に展開している。

 

ボルトキャリアが作動性を優先したデザイン故にリコイルショックが軽減されるかと思ったが、そんなことはまったく感じられなかった。ボルトストップ時の金属音も心地いい

 

オルガのコンプリートカスタムの影響もあり、30mでもマンターゲットに難なく命中させることができた。リアル派と実用派どちらのユーザーにもおすすめできる仕上がり(風見れん)

 

ガスブローバックライフルのメーカーとして歴史があるGHKの最新モデルは各部のアップデートが功を奏しており、リアルさと作動性を絶妙に両立させている(毛野ブースカ)

 

 


 

GHK
MK18 Mod1 V3(リキッドモデル)

 

DATA

  • 全長:700mm / 780mm(ストック伸長時)
  • 重量:2,750g 
  • 装弾数:30発
  • 価格:¥95,000 /ORGAカスタムコンプリート¥130,000
  • お問い合わせ先:ORGA AIRSOFT

 

 

※記事中の価格表記は掲載時点でのものであり、特に記載のない限り税込みです。また、物価や製造コストの上昇、為替レートの変動により記事中に記載の仕様、価格は予告なく変更される場合があります。あらかじめご了承ください。

 

TEXT:風見れん/アームズマガジンウェブ編集部

 

この記事は月刊アームズマガジン2025年2月号に掲載されたものです。

 

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