2024/12/20
PDW(パーソナル・ディフェンス・ウェポン)として開発されたブルパップスタイルP-90 3社のトイガンを一挙紹介
P-90を3挺ピックアップ
戦後に開発されたFALを筆頭に、各時代の要請に合わせてミリタリーライフルを開発・製造してきた銃器メーカーはFNしかない。合理的な設計によって生み出された質実剛健なミリタリーライフルは多くの銃器メーカーに影響を与えた。ここではアームズマガジン2024年12月号のFN銃器特集からPDWとして開発されたP-90を再現したエアガン3挺を紹介する。
東京マルイ 電動ガンプラスシリーズ P-90プラス
ブルパップ+高速軽量弾を使用する元祖PDW
PDW(パーソナル・ディフェンス・ウェポン)として開発されたブルパップスタイルのP-90。FNファイブセブンピストルと共通のカートリッジである5.7mm×28弾を使用し、カートリッジが横向きに装填されるシースルータイプのマガジンをレシーバー上面にセットする。ブルパップスタイルながら薬莢はレシーバー下側から排出される。その独特なスタイルから、映画やゲームといったメディアに登場し、先進性のあるFNの銃器の中でも突出してユニークなモデルである。



そんなP-90を東京マルイは電動ガンの新カテゴリー「電動ガンプラスシリーズ」第1弾として製品化した。トリプルレール仕様のレシーバーや新型フラッシュハイダーを採用。ボディは成型色からマットブラックの塗装仕上げとなり、そのスタイルは現行型のP-90を思わせる。内部にはFETを搭載し、東京マルイ純正の「MS・Li-Poバッテリー」に対応。トリガーフィーリングやレスポンスの向上だけではなくモーターブレーキも搭載。さらに、異常を検知すると自動停止し、バッテリーやFETの自動動作チェックも可能となった。また、レスポンスアップに伴いメカボックス内のギアやピストンも強化型が採用されている。



EMG×KRYTAC FN P90
P90の最新バージョンをFNとの正式契約で再現
KRYTACとアメリカのエアガンディストリビューターであるEMGがタッグを組み、FNハースタルのオフィシャルライセンスドモデルとしてP90をリリースした。ディテールは最新バージョンがチョイスされ、実銃同様の刻印が施されている。残弾がゼロになると作動が停止するオートストップ機能を追加。KRYTAC製ギアボックスには電子トリガーシステムを内蔵。マガジンは装弾数が50発と200発に切り替え可能となっている。


EMG×KRYTAC FN P90
- 全長:503mm
- 重量:2,290g
- 装弾数:50発/ 200発
- 価格:¥79,200
- お問い合わせ先:ライラクス
CYMA / CYBER GUN FN P90 TR
汎用性を向上させたトリプルレールモデル
CYMAはSCAR-LだけではなくP-90もFNとの正式契約により電動ガンで再現している。光学機器に加えてウェポンライトなどが装着できるトリプルレール仕様でフラッシュハイダーは上面に4つのガスポートが開けられた初期型でレシーバーにはオフィシャルライセンスドモデルらしくロゴや刻印がモールドされ、シースルーマガジン内にはダミーカートが配されている。ボディカラーはブラックとダークアースがある。


CYMA / CYBER GUN FN P90 TR
- 全長:500mm
- 重量:2,080g
- 装弾数:70発
- 価格:ブラック、ダークアースともに¥28,600
- お問い合わせ先:UFC
- e-mail:wholesale@ufc-web.com
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TEXT:毛野ブースカ/アームズマガジンウェブ編集部
この記事は月刊アームズマガジン2024年12月号に掲載されたものです。
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