2019/05/11
AAF「AR15スタンダードライフル」製品レビュー
高性能CPUを搭載したリアルアクション電動ガンが登場
●CPUによる発射モード設定
近年、実銃さながらのリコイルショックが体感できたり、ガスブローバックガンのようにボルトキャリアが前後動するリアルテイストな電動ガンが増えてきた。アメリカを本拠地とする新進気鋭のエアガンメーカーAAF(アメリカン・エアソフト・ファクトリー)による電動ガンAR15スタンダードは、高性能CPUを内蔵したハイレベルな電動ガンだ。
アッパーレシーバーを外すとAAFオリジナルのメカボックスが現れる。写真はピストンがコッキングされた(プリコック)状態
今回用意したサンプルはAAFオリジナルのメカボックスが採用され、ソフトウエア2.0(2019年3月時点)をインストールした最新型。セミオートやフルオートはもちろん、バーストショット、さらにトラブルシューティング時のトレーニングを目的とした「ジャムモード」(一定の確率で作動停止し、特定の動作をしないと作動復帰できない)が搭載されている。CPUでなければこのようなモードの実現は不可能だ。BB弾はプリコック状態から発射され、ボルトキャリアは実銃のようにブローバックし、ガスブローバックガンを凌駕するリコイルショックが体感できる。
BB弾の発射と同時にボルトキャリアが後退する。実銃さながらのリコイルショックが体感できる
バッテリー(AAF指定品)はバッファーチューブ内に収納する
●ガイズリーSMR Mk14 M-LOKを標準装備
常識を覆す内部メカだけではなく、外装にもこだわっている。AAFオリジナルのアッパー/ロアレシーバーは高耐久セラミックコーティング仕上げ。そして特筆すべきは、日本でも人気のあるガイズリー製のSMR Mk14 M-LOKが標準装備されていることだ。レングスはアウターバレル(10.5インチ、14.5インチ)にあわせて9.5インチと13インチの2種類が用意されている。ガイズリー以外にミッドウエストインダストリーズのハンドガードもラインアップされている。ストックはマグプル製CTRをチョイス。手にした時の質感はまさに実銃そのものだ。
アメリカ軍特殊部隊に採用されているガイズリーオートマチックのハンドガードSMRがチョイスできる
SMRはアウターバレル長にあわせて2種類(9.5インチ、13インチ)用意されている
M4系スタンダード電動ガン用マガジンが共用できるのが嬉しい。今回のサンプルにはマグプルPMAGをカスタムしたものが付属していた
電動ガンもここまで来たのかと感慨深くなるほど高い完成度を誇るAAFの電動ガンAR15スタンダードライフル。従来の電動ガンに飽き足らない方にお薦めの1挺だ。
DATA
- 価 格:ASK
- お問い合わせ先:AMERICAN AIRSOFT FACTORY JAPAN
TEXT:毛野ブースカ
PHOTO:須田壱(スタジオゼット)
MODEL:青宮鑑
HAIR&MAKE UP:西田聡子
撮影協力:ビレッジ2
この記事は月刊アームズマガジン2019年6月号 P.74より抜粋・再編集したものです。