約7万キロをともにしている相棒 ホンダ・400X
私がバイクに乗り始めたのは30歳からと遅咲きなのだが、今までスズキジェベル200、ホンダXLR250、スズキジェベル250XCとオフ車を乗り継いできた。そんな私の現在の愛車は、普段使いはホンダスーパーカブC70、ツーリングの相棒が今回紹介するホンダ400X(NC47)、自称「白バイ」である。2015年に1年落ちの中古を購入して以来、現在まで約7万キロ走行している。このバイクを選んだ理由は「普通二輪免許で乗れて、ジェベル250XCより燃費が良く、かつ高速道路が楽に移動できて、キャンプ用品などの荷物が搭載しやすい」ことだった。外観は買った当時のままで、トップケースやサイドパニアケース、フロントサイドパイプ、LEDランプ、純正ハイウインドスクリーンなどのオプションパーツがすべて装着された状態だった。販売店のスタッフも前オーナーがここまで装備したのに手放したのが不思議そうだった。オプションパーツだけでも数十万はするので、今にして思えばかなりお買い得だった。
私はクルマやバイクは「吊るし」の状態で乗るのが好きで(逆に言えば、吊るしの状態が私の好みに適していないと買わない)、このバイクも発売当時のノーマルの姿を維持している。ヘタに弄って性能が低下するより、ノーマルのままで充分高性能で使い勝手がいいのだからカスタマイズする必要はない。いわゆるクロスオーバーモデルで、シュッとした顔つきはカッコよく、いつも「バイクはイケメン、ライダーはブサイク」と表現している。燃費は街中でリッター25㎞、郊外だとリッター30㎞を超えることがあり、17リットルのタンク容量と合わせて長距離ツーリングも楽ちん。見た目の割りには車体重量(装備重量)が192㎏と比較的軽量で取り回しやすいのもいい。足つきも私の場合はまったく問題ない。現在までノントラブルで走っており、不満点がほとんど見当たらない。先日、400Xの後継機種であるNX400に試乗する機会があったが、NX400に買い替えたくなるほどのアドバンテージは正直感じられなかった。それだけ400Xの完成度が高いということだろう。
400Xに乗り換えてからはツーリングの範囲が広がり、東は下北半島&津軽半島、西は山口県の角島大橋、関門海峡を渡って福岡県の太宰府天満宮などを巡り、47都道府県の内バイクで巡ったのが42都道府県、あと5県を残すのみとなった。コロナ禍と業務多忙でロングツーリングになかなか行けなかったが、そろそろロングツーリングとライフワークの温泉巡りを本格的に復活させたいと思っている。今回は私の好きな西伊豆まで400Xでプラっと出かけたみた。
西伊豆ツーリング
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