装備

2024/10/31

ネイビーシールズが採用する超軽量・堅牢なマウントベース、ついに日本正式上陸! 「SCALARWORKSマウントベース」

 

ネイビーシールズが採用する超軽量・堅牢なマウントベース

 

 

 近年オプティクスを極端にハイマウントするスタイルが流行している。その波は民間の愛好家の枠にとどまらず、アメリカの特殊部隊でも使用が確認されており、今後市場が拡大していくと考えられている。今回ご紹介するSCALARWORKSは、ペンシルベニア州で産声を上げたオプティクスマウントメーカーである。

 

 

LEAP08 SW0810/SW0820 スコープシリーズ

 

LEAP08 SW0810

 

LEAP08 SW0820

 

 SCALARWORKSのワンピーススコープマウントの特徴は、上部を起点として開閉させるヒンジタイプのリング部分が採用されていることである。このことで、固定に必要なネジの本数を半分に減らすことができるため、より高い精度でマウントすることが可能になっている。さらにマウント中央にあるLEVELDRIVE(ヘックススクリュー)を回すことで、スコープを下から押さえつけてスコープを限りなく水平にマウントすることができ、リングと共締めすることで強固に固定することができる。

 

DATA
■ 対応チューブ径:30mm
■ レティクルまでの高さ: 1.57インチ(SW0810)/1.93インチ(SW0820)
■重量:154g(SW0810)/ 163g(SW0820)
■価格:¥70,400

 

PEQやNGALといったエイミングモジュールをハンドガード上部に搭載した場合でも、レティクルまでの高さが1.93インチ(左側)あれば視界を妨げることがない

 

LEVELDRIVEはこの位置まで頭を出すことができるため、オプティクスデザインに左右されることなく使用可能な機能である

 

マウントの固定ネジを回す前にLEVELDRIVEを締めることで、スコープ(レティクル)の水平を出すことができる

 

リング部分はヒンジタイプの珍しい構造だが、構成する各部のパーツが果たす役割を理解できていれば、理に適った構造であると納得できる

 

SCALARWORKSの製品に共通する特徴として、特徴的なサイドスクリューが挙げられる。クリック感があり、工具不要ながらしっかり固定できる

 

 

LEAP01 SW0110/SW0120 リフレックスシリーズ

 

LEAP01 SW0110

 

LEAP01 SW0120

 

 エイムポイントT1系のフットプリントはスタンダードになりつつあり、様々なメーカーからそれに適合するドットサイトが開発されている。そんな世界的なニーズに応える形でSCALARWORKSは高品質な専用マウントをラインアップしている。使用する7075 T-6アルミニウムはAR15のレシーバーにも用いられる軽量で高い剛性を持つマテリアルである。先進的な見た目であるが、設計の一つひとつに説得力がある、信頼性の高いマウントとなっている。

 

DATA
■対応ドットサイト:エイムポイントマイクロT-2、T-1、Comp M5他
■ レティクルまでの高さ:1.57インチ(SW0110)/1.93インチ(SW0120)
■重量:44.8g(SW0110)/ 51g(SW0120)
■価格:¥29,700

 

レティクルの高さを1.93インチ(左側)にする利点として、頬づけが甘くても素早いサイティングができることが挙げられる。スピードよりも精度を重視する場合はレティクルまでの高さが1.57インチ(右側)のほうがパララックスの影響が少ない

 

 

LEAP15 SW2500リフレックスシリーズ

 

 

 マウント一体型のEOTECH系のオプティクスにも対応したマウントがラインアップされている。マウントを上げることの理由とメリットは先述のとおりであり、愛用者が多いEOTECH系もその恩恵を享受することができる。このマウントを使用することで、レティクルまでの高さが1.93インチになる。

 

DATA
■ 対応ドットサイト:EOTECHホロサイト(XPS2、XPS3、512、552)
■レティクルまでの高さ:1.93インチ
■重量:58g 

■価格:¥36,850

 

マウント後部の一段低くなった箇所には対応するマグニファイアマウントを搭載することが可能。EOTECH自体も多少前後へ配置ができるようになっており、微調整も可能である

 

 

LEAP06 SW0610/SW0620 マグニファイアシリーズ

 

LEAP06 SW0610

 

LEAP06 SW0620

 

 レティクルまでの高さが1.93インチに対応したマグニファイアマウントもラインアップされている。メーカーごとにマウントの高さに誤差が生じるため、マグニファイアを搭載する場合にはマウントのメーカーを揃えることが必要である。スイングアウト式ながら可動部にガタはいっさい感じられない。一つの金属の塊のような剛性があり、ハードワークにも充分耐えられる。

 

DATA

■ 対応チューブ径:30mm
■ レティクルまでの高さ:1.57インチ(SW0110)/ 1.93インチ(SW0120)
■重量:84g(SW0610)/ 92g(SW0620) 

■価格:¥39,600

 

こちらのマウントも1.57インチと1.93インチがラインアップされている。固定するリングはワンピースとなっており、ネジを緩めてから後ろから差し込むようにしてマグニファイアを固定する

 

同一メーカーのマウントであるため、トッドサイトの接眼レンズとマグニファイアの対物レンズの高さがピッタリあっている

 

スイングアウトすることで無倍率でもオプティクスを使用することができる。シチュエーションに合わせて倍率の有無が選択できるため、戦術の幅が広がる

 

 

商品の問い合わせ先:ノーベルアームズ

 

TEXT:風見れん/アームズマガジンウェブ編集部

 

この記事は月刊アームズマガジン2024年12月号に掲載されたものです。

 

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