装備

2024/10/13

最新のサーマルビジョン「HIKMICRO(ハイクマイクロ) THUNDER2.0サーマルスコープ」

 

実戦的なスペックを備えた最新のサーマルビジョンが登場

 

 人は、真っ暗闇のような可視光のない状態ではものを見ることができない。そこで、一般的なナイトビジョンなどは微弱な光を集めて増幅させる増幅管を用いたり、赤外線を照射することで対象物を映し出している。

 2016年に設立されたサーマル画像機器および周辺サービスを提供する業界大手プロバイダーとしてHIKMICRO(ハイクマイクロ)は、微弱な光を使わず、物体が発する熱の微細な温度差を検出することで画像を生成するサーマル技術と、可視光およびIR(赤外線)光を検出する高感度CMOSセンサーで画像を生成するナイトビジョン技術を開発。それらの技術を生かした人には見えない真っ暗闇でも対象物を映し出す革新的な光学機器をリリースしている。ここでは同社が誇る最新のサーマルビジョン「THUNDER  2.0シリーズ」を紹介する。

 

 HIKMICRO 

THUNDER 2.0シリーズ

¥568,700(THUNDER TH25P 2.0)

 

 


 

 

 ウィーバー+ピカティニー規格に対応した専用マウントを装着することで銃への取り付けが可能。クイックリリース機能が備わっているため、着脱も簡単にできる。外装にはマグネシウム合金を採用し、軽量化と耐久性を両立している。また、高い防水性を持つ保護等級IP67仕様なので、悪天候下でも安心して使用可能。1,000g/0.4msの衝撃に耐える実銃対応設計になっている。

 

 

 

THUNDER 2.0シリーズは0.02℃の温度差を認識することができ、それを画像処理してサーマル画像を生成する。このため、対象と周囲環境の温度差が少ないシーンでも確実に対象を捉えられるだけでなく、対象物の質感までも描写することができる。加えて、ゼロイン調整も可能で、屋外にて行なったフィールドテストでは30m先のターゲットをヒットできる実力を確認している

 

高解像度センサーとF1.0大口径レンズを組み合わせることにより、正確に対象物を認識することができる。サバイバルゲームでの運用ニーズを汲み取って、メーカーではレンズガードを開発中とのこと

 

接眼レンズにはラバー製のアイピースが装着されていることで、周囲に明かりが漏れることなく、しっかりとスコープを覗き込むことができる。また、ライフルスコープのように視度調整が可能で、確実にターゲットを捕捉できる

 

各操作系のスイッチは本体上部に配置されている。わかりやすいレイアウトのため、暗闇であっても、手元を確認せずにモードの切り替えを行なうことができる。各ボタン類のクリック感も良好であり、誤作動を防ぐ設計となっている

 

専用のリチウムイオンバッテリーは本体のUSB TYPE C規格のポートから直接充電を行なうか、専用のACアダプターを介して行なうことができる。6.5時間の連続使用が可能となっており、低温環境下でも優れたパフォーマンスを発揮する

 

専用のリチウムイオンバッテリーは本体左側に収納されている。ボタンを押すことで手前に飛び出る構造となっているため、グローブを着用した屋外活動中であってもストレスなく交換できる

 

商品のお問い合わせ先:サイトロンジャパン

 

TEXT:風見れん/アームズマガジンウェブ編集部

 

この記事は月刊アームズマガジン2024年11月号に掲載されたものです。

 

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