2024/10/30
オールドモデル短機関銃ピックアップ「S&T 一〇〇式機関短銃(改修三型) フルメタル電動ガンリアルウッド」
日本軍で唯一制式採用された短機関銃を再現
一〇〇式機関短銃(以下一〇〇式)は日本軍の歩兵用兵器の中で唯一採用された国産の短機関銃である。実銃の一〇〇式は、南部銃製造所(中央工業)が1936年に開発した試製1型、試製2型に始まり、1939年に試製3型が開発される。試製3型は一〇〇式の原型となったモデルで、筒状のバレルジャケットと左側に水平に突き出たマガジン、円筒形レシーバー、小銃のような木製ストックなど、MP18やMP34に似たフォルムをしていた。このモデルをベースに改修試製3型甲、改修試製3型乙が開発され、改修試製3型乙を改修したモデルが1942年に一〇〇式という名称で採用された。
一〇〇式は初期型、前期型、後期型の3つに分類され、試製が付くものが初期型、一〇〇式の名称に付いたものが前期型と後期型にわけられる。8mm南部弾を使用し、作動方式はオープンボルト/ストレートブローバック方式を採用していた。製造数が少ないことから現存している挺数は極少数だという。
S&Tは一〇〇式の原型となった改修試製3型乙(改修三型)を電動ガンで初再現。バイポッドや分解結合用のテイクダウンレバー、マズルブレーキが備わっていない改修三型のフォルムをリアルに再現。放熱孔が開けられたバレルジャケットやバレル下部の着剣装置、円筒形のレシーバーは金属製。小銃のようなストックは実銃と同じく木製。
スリムなレシーバーやストック内にギアボックスが巧みに組み込まれており、バッテリーコンパートメントはストック内に設けられている。S&Tの一〇〇式は他にはないユニークなキャラクターを持つ一〇〇式の魅力を存分に味わうことができる。
S&T
一〇〇式機関短銃(改修三型) フルメタル電動ガンリアルウッド
DATA
- 全長:860mm
- 重量:3,800g
- 装弾数:110発
- 価格:¥74,800
- お問い合わせ先:UFC wholesale@ufc-web.com
※記事中の価格表記は掲載時点でのものであり、特に記載のない限り税込みです。また、物価や製造コストの上昇、為替レートの変動により記事中に記載の仕様、価格は予告なく変更される場合があります。あらかじめご了承ください。
TEXT:毛野ブースカ/アームズマガジンウェブ編集部
この記事は月刊アームズマガジン2024年11月号に掲載されたものです。
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