2024/10/29
シリーズ初のシルバーモデルが登場「タナカ SIG P226レールドフレーム エボリューション2 “ウォームシルバーコーティング” オールHWモデルガン」
ステンレス仕様のP226をオールヘビーウエイトモデルで再現
SIG SAUERを代表するハンドガンであるP226がベレッタ92Fとアメリカ軍制式拳銃トライアルの座を競い合った1984年から今年で40年。結果は92Fに軍配が上がり、一方のP226はアメリカ海軍特殊部隊ネイビーシールズに採用された。現在、ポリマーフレームオートが主流となったものの、両銃ともに9mm×19口径のDA・SAオート(通称ワンダー9)の傑作として今なお第一線で活躍している。メタルソリッドフレームのP226はステンレス製スライドにアルミアロイ製フレームのコンビネーションだが、フレームもステンレス製でシルバー(ステンレスの地肌)仕上げのP226STという限定モデルが存在した。オールステンレス製にしたことで重量が増し、特にターゲットシューティングに適したモデルだったという。
そんなオールステンレス仕様のP226レールドフレームをイメージしたモデルを、タナカはオールヘビーウエイトモデルをベースに再現した。表面は同社のデザートイーグル.50AEモデルガンで採用された「ウォーム・シルバー塗装」でフィニッシュ。その名の通りやや暖かみのあるマットシルバーの色合いは重厚感に加えて高級感を醸し出す。トリガーやデコッキングレバー、ハンマーなどのスモールパーツはブラック仕上げとなっており、マットシルバーとのコントラストが映える。その他の特徴は従来型を踏襲している。
音抜けに特化した4つ穴トップを導入した5mmキャップ火薬仕様の硬質アルミ製EVO2快音カートリッジの採用、バッファースプリング付きリコイルスプリングガイド、補強プレートが追加された強化樹脂製バレル、スライドストップ周辺の耐久性向上など、発火性能の向上にプラスして全体に強度と耐久性アップが図られている。9mmオートらしい軽快かつシャープなブローバックに加えて、スライド、フレームともにヘビーウエイト樹脂製なので手応えのある重量感が得られる。
タナカはP226だけではなくP228やP229、P220もラインアップしており、オールヘビーウエイトモデルのバリエーション展開も楽しみだ。
タナカ
SIG P226レールドフレーム エボリューション2 “ウォームシルバーコーティング” オールヘビーウエイトモデルガン
DATA
- 全長:195mm
- 全高:142mm
- 全幅:37mm
- 重量:675g(カートリッジ含まず)
- 装弾数:15発
- 価格:¥38,280(2024年11月中旬発売予定)
- お問い合わせ先:タナカ
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TEXT:毛野ブースカ/アームズマガジンウェブ編集部
この記事は月刊アームズマガジン2024年12月号に掲載されたものです。
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