2024/09/28
ネイビーシールズ採用モデルを再現「タナカ SIG P226 Mk25 エボリューション2オールHWモデルガン」
P226 Mk25がオールヘビーウエイト仕様で登場
1911年にコルトM1911A1が採用されて以来、約70年ぶりに行われたアメリカ軍制式採用ハンドガンを決めるXM9サービスピストルトライアル。ベレッタやSIG SAUER、ヘッケラー&コック、スタームルガーなど名だたるメーカーがトライアルに準拠したハンドガンを提出し、最終的にはベレッタのM92F、SIG SAUERのP226の一騎打ちとなった。
結果はみなさんもご存じのとおりM92FがM9ピストルとして制式採用。惜しくも採用されなかったP226はその後アメリカ海軍特殊部隊ネイビーシールズを筆頭に世界各国の軍・法執行機関で採用され、M92Fとともに9mm×19弾仕様のSA/DAオートを総称する「ワンダー9」の一角として一時代を築いた。現在、P226はクラシックラインとしてラインアップされており、今年40周年記念モデルが発売されるなど、同社のアイコンとして存在し続けている。
ネイビーシールズで採用されたP226は塩水腐食対策が施され、ノンレールドフレームがMk24、MIL-STD-1913ピカティニースペックのアンダーレール付きのMk25の2種類がある。Mk25のベースとなったP226Rと同じように見えるが、アンダーレールの形状違いで見分けがつく。
タナカはMk25をEVO2仕様のモデルガンで再現して人気を博している。今回発売されるMk25は、フレームに加えてスライドも特殊軽量樹脂からヘビーウエイト樹脂製としたオールヘビーウエイトモデルだ。EVO2仕様らしいシャープなブローバックはそのままに重量増を実現。さらにブルーイング仕上げが可能になった。その他の特徴は従来型を踏襲している。
メイド・イン・ジャーマニー刻印のフレームに加え、スライドに施されたアンカーマークを再現。チェッカーマガジンキャッチ、新型グリップ、エラストマー製ハンマーストップ、UIDプレート、強化バレル、SPバッファー付きリコイルガイドを装備。さらにマガジンやスライドキャッチレバーなど錆びやすいパーツには防錆処理が施されている。見てもよし、撃ってもよしのパーフェクトなMk25となっている。
タナカ
SIG P226 Mk25 エボリューション2オールヘビーウエイトモデルガン
DATA
- 全長:195mm
- 全高:142mm
- 全幅:37mm
- 重量:696g(カートリッジ含まず)
- 装弾数:15発
- 価格:¥39,380(2024年10月中旬発売予定)
- お問い合わせ先:タナカ
※記事中の価格表記は掲載時点でのものであり、特に記載のない限り税込みです。また、物価や製造コストの上昇、為替レートの変動により記事中に記載の仕様、価格は予告なく変更される場合があります。あらかじめご了承ください。
TEXT:毛野ブースカ/アームズマガジンウェブ編集部
この記事は月刊アームズマガジン2024年11月号に掲載されたものです。
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