エアガン

2024/08/13

シリーズ70ベースのナストフカスタムを徹底再現「B.W.C. コルトMkⅣシリーズ70 NASTOFF.45モデルガン」

 

1980年代を代表するガンスミス、S.ナストフの名作

 

B.W.C. コルトMkⅣシリーズ70 NASTOFF.45モデルガン

 

 アメリカ西海岸地域を発祥とし日本でも人気のあるスピードシューティングマッチ「スチールチャレンジ」。その人気が高まりつつあった1987年度の優勝者ジェリー・バーンハートが使用したガバメントがナストフ.45だ。
 このモデルの生みの親であるスティーブ・ナストフはIPSCシューターとしても知られており、ナストフが作るカスタムガバメントは、細部に至るまで徹底的にこだわって作られていた。ビル・ウィルソンやジム・ボランド、エド・ブラウンなどと並ぶ1980年代を代表するガンスミスである。また、元アメリカ陸軍デルタフォース隊員にしてガンスミスとしても著名なラリー・ヴィッカーズが師事したガンスミスとして知られている。

 

B.W.C. コルトMkⅣシリーズ70 NASTOFF.45モデルガン

 

 B.W.C.はスプリングフフィールド1911をベースにしたナストフカスタムを再現して話題になったが、今回再現されたのはコルトMkⅣシリーズ70をベースにしたモデル。6インチバレルをベースにスライドを短くしてバレルブッシングを装着し、コンペンセイターはバレルに直接ねじ込まれて固定されている。

 

 

B.W.C. コルトMkⅣシリーズ70 NASTOFF.45モデルガン
ナストフを象徴するコンペンセイターはアルミ削り出し。スライドを短くしてからバレルブッシングが収まる溝を切るという非常に凝った作りだ

 

B.W.C. コルトMkⅣシリーズ70 NASTOFF.45モデルガン
ナストフというとスプリングフィールド製1911をベースにしているイメージが強いが、写真のシリーズ70やプレ70をベースにしたモデルも存在した

 

B.W.C. コルトMkⅣシリーズ70 NASTOFF.45モデルガン
スライド右側には「Nastoff's.45shop」の刻印が施されている。スライド側面と上面の境界線にはフレンチボーダーが入れられている

 

B.W.C. コルトMkⅣシリーズ70 NASTOFF.45モデルガン
ボーマーサイトはブレード左右上端のエッジがカットされている。また、スライド右側後方にはスティーブ・ナストフのイニシャル「SN」が刻まれている

 

B.W.C. コルトMkⅣシリーズ70 NASTOFF.45モデルガン
指掛け部分に横だけではなく縦にも溝が加えられたチェッカリングタイプのエッグホールハンマーはナストフの特許だったという

 

B.W.C. コルトMkⅣシリーズ70 NASTOFF.45モデルガン
肉盛りしたあとに左右に広げるようにフレア部分が作り出されているマガジンウェル。グリップは下端のみマガジンウェルにあわせてカットされている

 

 今回コンペンセイターはアルミ削り出しで再現され、上面が開口されたポートやバレルブッシングが収まる部分を忠実に再現。フレームに肉盛りしたのちに削り出してフレア部分を作る非常に凝ったマガジンウェルもしっかり再現されている。オールドマニアならずとも完成度の高さに思わず溜め息が出るだろう。

 

B.W.C. コルトMkⅣシリーズ70 NASTOFF.45モデルガン

 

※写真は試作品です。実際の商品とは細部が異なる場合があります。


 

B.W.C.
コルトMkⅣシリーズ70 NASTOFF.45モデルガン

 

DATA

  • 全長:245mm
  • 全高:145mm
  • 全幅:35mm
  • 重量:690g
  • 装弾数:7発
  • 価格・発売日:未定
  • お問い合わせ先:B.W.C. TEL03-5828-8848

 

※記事中の価格表記は掲載時点でのものであり、特に記載のない限り税込みです。また、物価や製造コストの上昇、為替レートの変動により記事中に記載の仕様、価格は予告なく変更される場合があります。あらかじめご了承ください。

 

TEXT:毛野ブースカ/アームズマガジンウェブ編集部

 

この記事は月刊アームズマガジン2024年9月号に掲載されたものです。

 

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